元台湾在住の日本人が紹介、小籠包を激安で味わえる穴場スポット

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2015年の「海外旅行人気ランキング」で年間通して首位となった旅行先は「台湾」だということをご存知ですか? その人気の秘密は、なんといってもグルメ。初心者ならツアーで行く有名店でもいいけれど、リピーターともなれば誰も知らない穴場スポットが知りたいところ。そんな台湾・台北市に住んでいた日本人「小 籠包(しょう・ろんぽう)」さんが発行する無料メルマガ『〜台湾大好き!メルマガ〜 レレレの台湾』では、在台当時の「ひとり飯」体験をこっそり公開。創刊サンプル号では、あの小籠包が激安で食べられる超ローカルなお店を紹介しています。

リアル孤独のグルメ台湾篇 鼎園(ディンユエン)

妻が里帰り出産して台湾へ戻ってくるまでの4ヶ月間、台湾で一人暮らしを経験しました。その間、私が食べた台湾グルメとお店を少しづつご紹介いたします。

鼎園(dǐng yuán)
住所:台北市南港區興華路94號1樓
営業時間:11:30〜14:00 16:30〜20:30
定休日:月曜

台北市を東西に横切る、ブルーラインのMRT板南線。その南港(ナンガン)駅から徒歩6~7分、薬局や八百屋などの個人商店に混ざって小吃店(軽食の食堂)が軒を連ねる一画があります。その中にあって、セイロの蒸気が立ちのぼり、ひときわ活気にあふれている小吃が、今回ご紹介する「鼎園」(ディンユエン)です。

(参考ページ)

https://www.facebook.com/pages/鼎園牛肉麵/110340569055745

台湾に越してきたばかりの頃、家の近くに美味しい店はないかと探し歩き、たまたま見つけました。

この店の名物は「湯包(タンバオ)」、日本では「小籠包」の名前でおなじみの点心です。

店内は2~4人掛けのテーブルが全部で6つほどしかない狭さですが、ひとり客にはちょうどいい。

決して新しい店ではありませんが、台湾の中ではキレイにしているほうだと思います。

壁に目をやると、牛肉麺、トマト牛肉麺、酸辣麺、乾拌麺(熱々の汁なし麺)、水餃(蒸し餃子)、葱油餅(お焼きとかチヂミに近い物)など、台湾ならではの庶民的なメニューが並びます。

冷蔵庫には一皿30元(約110円)の小菜(大きめの小鉢に入ったおつまみ)がズラリ、自分で好きなものを勝手にとっていくシステムの小菜は、キムチとか枝豆とか、きゅうりのニンニク和え、唐辛子と小魚と硬い豆腐の和え物なんかが多いようです。

実はこのお店、なんと小籠包を単品で頼むことができません。ここで小籠包が食べたければ、必ず麺類を一品頼まなければならないというルールがあるのです。

以前は汁なしの牛肉麺を頼んだので、今回はひとり小籠包ひとり酸辣麺としゃれ込みました。

台湾のいいところは、たとえ言葉がわからなくても注文用の伝票がレジ横に置いてあるので、自分で個数を書き込んで店員さんに渡せば済むという点。

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タレや小皿、刻みしょうが、辣油などは各テーブルになく、「調味區」というエリアに、調味料や添え物が置かれています。ここで、各自が刻みしょうがを小皿に取ったり、醤油とお酢でタレを作ったりするのです(台湾旅行慣れしてる方はご存じですね)。

麺類の注文必須という条件はあるものの、小籠包がこの値段でこの味なら充分すぎるほど満足。なにせ「鼎園」では小籠包が10粒でたったの80元約290円、2017年現在)なのだから。

ここ南港は取り立てて言うほどの観光スポットもないけれど、台湾新幹線の始発駅にもなったし、見本市会場南港展覧館)では日本人アーティストのライブや現地のコミケみたいなイベントも、頻繁にやっています。電車好きや街歩きマニアなら、ふらっと探検気分で寄ってみてもいいかも。

このメルマガでは、ここ南港エリアについても今後いろいろ紹介します。(つづく)

※1元=3.6円(2017年10月現在)で換算

image by: 小 籠包

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【著者】 小 籠包(しょう・ろんぽう) 【発行周期】 8日、18日、28日など、8のつく日

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