イケメン芸で有名な芸人の狩野英孝さん、川本真琴さん、加藤沙里さんとの2股交際が報じられました。しかし実は5股交際だったと…。ここまで来ると実は6股、7股と言われても驚かないレベルですね。
きっかけ次第で動物的本能が全開される男性
男性は動物的な本能レベルでは複数の妻を持つことが自然です。
現在の一夫一婦制は配偶者に自分と子どもの保護を願う女性の動物的本能に合わせたものです。
なので、すべての男性が潜在的には狩野さんのように股かけ交際に向かう本能を持っています。
しかし、人には社会を作るために獲得した人類的な本能があります。
社会が複雑になってしまったので、男女の関係まで複雑にしてしまうと社会で有利に立ち回れません。
そこで、ほとんどの男性は人類的な本能の働きで女性の動物的本能に協力すること、つまり一夫一婦制で満足できるよう設計されています。
しかし、何かのはずみで人類的な本能が崩壊すると、設計が狂って動物的本能が全開になる事があります。
私は臨床心理士として20年も相談活動をしていますが、どうしても股かけ交際を止められないと悩む男性、彼氏の股かけに悩む女性、双方から相談を受けてきました。
その中では股かけ男性には大きくは3つのタイプがあるように思えます。
要注意!「股かけ男」はこんなタイプ
一つは誰も信じられない根が孤独なタイプです。
私たちは愛着障害と呼んでいますが、寂しがり屋のくせに「いい人間関係は必ず壊れる」と信じているのです。
女性と結ばれて一瞬は幸せを実感できますが、すぐに独りぼっちな気になってほかの女性を口説いてしまうのです。
複数と付き合っていれば、いくつか壊れても孤独にはなりません。ちょっと痛いタイプの股かけ男です。
このタイプの場合は、信頼感や安心感が人類的な本能の起動スイッチなのですが、スイッチが入らないのです。結果、落ち着きなく股かけに走ります。
二つ目は単純に幼稚なだけのタイプです。
赤ちゃんは、自分は心地よくしてもらって当たり前と思っています。
ドラえもんのジャイアンがイケメンになってそのままもて男になるとこのようなタイプになりやすいようです。
最後は「すでに十分な社会的地位を手に入れた」と思っているタイプです。
社会的な地位は流動的なものなので油断するとすぐに失うものなのですが、そこそこの立場になって周りからちやほやされたり、持ち上げられたりすると男性は勘違いするものです。
人類的な本能のスイッチは自覚も起動スイッチなので、勘違いして自覚を失うと動物的本能が全開になりやすいのです。
心理学者が最後に一言
このように股かけ男にもいろいろなタイプがあります。
芸人さんの場合は股かけもネタにできるのかもしれませんね。
ですが股かけは女性の動物的本能にはかなり相反している行為です。
女性が泣いているかもしれませんし、かなり根深い恨みを買う可能性も忘れないでほしいですね。
<執筆者プロフィール>
杉山 崇
神奈川大学人間科学部/大学院人間科学研究科教授。心理相談センター所長、教育支援センター副所長。臨床心理士、一級キャリアコンサルティング技能士、公益社団法人日本心理学会代議員。
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