VRマシンの必要性を訴求できるかが成功の鍵となる
ただし、それはVRを良くわかっていて、何かしらのVRマシンを購入しようと考えている人の話。VRを良くわかっていない人など一般的な人にとっては、4万4980円は明らかに高価なのではないでしょうか。
いくら、このクラスのマシンでは破格値だとしても、PS4の周辺機器とか、ヘッドマウントディスプレイとして見てしまうと、やはりそこまで出しても欲しいものだとは思えないだろう。
PlayStation VRは、他のVRマシンに比べ、ゲーム機 がベースになっているので、まだどんなことができるかイメージしやすいですが、 それでもほとんどの人がVRでゲームをプレイしたことがないうえ、それを導入してまで楽しめるゲームがあるという確証を得ることは難しいと思います。
なので、PlayStation VRが発売するまでに、いかにVRがどういうもので、次世代の映像端末として必要なものであるかを訴求していかなければならないんだと思います。
幸いなことにOculus Riftが3月末、HTC VIVEが3月1日から予約を受け付け、4月5日より順次出荷される予定で、PlayStation VRはその約半年後の10月の発売となっている。Oculus RiftとVIVEがVR自体の魅力をアピールしてくれれば、PlayStation VR自体が訴求する必要はなくなるわけです。
普通は後発組はなかなか先発組に追いつけないものですが、今回の場合に限り、優位に運べるのではないでしょうか。
(岡安学)
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