日本一長い川は? 日本一流域面積の広い川は? 一級河川と二級河川の違いは? そんな川にまつわるおもしろ知識が、無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』で紹介されています。身近な存在でありながら意外と知らない「川に関する豆知識」を学んで、さっそく話のタネにしてみてはいかがでしょうか。
一級、二級ってどんなランク?
みなさんの身の回りには川はありますか? 家の近く、学校や職場の近くに大きな川はありますか? 小さい川ですと、地元の人以外は名前も知らないことも多いでしょう。大きな川には全国的にも有名な川がたくさんあります。
日本で一番長い川は信濃川。なんと長さは367kmとか。東京~名古屋間がおおよそ350kmぐらいですから、いかに長いかがわかります。
流域面積の広さでは利根川がトップです。長さは信濃川には及びませんが、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、長野県といかに広いところを流れているかわかります。かつては大暴れする川の代表格で、坂東太郎と言われていました。ちなみに三大暴れ川の残りふたつは
- 筑後川(筑紫次郎)
- 吉野川(四国三郎)
です。
さてこれらの川ですが、川の横に表示されている河川名のところに「一級河川」と書かれているのをご覧になったことはありますでしょうか。この「一級河川」というのはなんでしょうか?
水の流れは私たちの生活に深い関わりがあります。水の流れを「水系」と言います。この「水系」のうち、私たちの生活を守り、産業を発展させる上で特に重要なものを「一級水系」と呼んでいます。その一級水系の河川のうち、国土交通大臣が管理しているものを「一級河川」と呼びます。
もう少し流域面積が小さい水系は二級水系と呼び、その中の河川で都道府県知事が管理するものは二級河川と呼びます。
三級河川は…ありません。
古来、人々は川の近くに住まいを作ってきました。川から直接魚を獲ってきたというのもあるでしょうし、農業にも欠かせません。後には産業の発展にも欠かせないものとなります。
私たちの身の回りにある河川。身近にある河川の名前を見たときには、「一級?二級?」というのも注目してみてください。
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