スマホに顔を近づけすぎると「スマホ老眼」になるかも?

2016.04.25
by Mocosuku
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便利で暇つぶしに最適と、スマートフォンは今となっては生活費需品ともいえます。

しかし、スマートフォンの使いすぎで、若い世代に老眼のような症状が現れる「スマホ老眼」が起きています。

仕事でパソコンをよく使う人も同様に「パソコン老眼」もあるとか。

仕事でパソコン、プライベートでスマホを見ていたら、目の休まる暇がありません。「スマホ老眼」になっていないか、チェックしてみましょう。

そもそも「老眼」とはどういう病気?

「老眼」は本来40歳前後から始まる、目の老化現象です。

近くの細かい文字が読みづらい、近くから遠くへ、反対に遠くから近くへ視線を移したときにピントが合わせづらいといった症状が、一般的な老眼の症状です。

新聞や本を離して読んだり、目を細めて対象物との距離を調節するような行為をしていたら、老眼の始まりです。

老化現象ではなくても、この症状が若い世代に広まってきています。

「スマホ老眼」の原因は?

小さな画面をじっと見続けると、「眼」の稼動域が狭くなり、まばたきをあまりしていないのに気付いていますか?

「眼」が動かないと、「眼」の周りの筋肉も働かず次第に硬直していきます。

カメラのレンズと同じように、ピントは眼の周りの筋肉が、水晶体のレンズの厚みを変えることで調整します。

近くを見るときは水晶体が厚くなり、遠くを見るときは水晶体が薄くなります。筋肉が硬くなるとピント調節がうまくいかなくなります。

さらに画面から発する強い光により、焦点を合わせる筋肉にも負担がかかっています。

暗いところでは瞳孔が大きく開き、明るいところでは、瞳孔が小さくします。カメラの絞りと同じです。

明るい光で常に瞳孔が小さくなっていると、暗いところで瞳孔が大きく開かず、物がはっきりと見えなくなります。

「スマホ老眼」は克服できる!

老眼も眼の周りを鍛えることで改善されるように、「スマホ老眼」も以下のようなちょっとしたことに気をつければ、良くなります。

・画面の明るさを調節する
・画面と眼を離す
・文字を大きくする
・意識的にまばたきをする
・「眼」を上下左右、ぐるりと回して眼のストレッチをする

最近では、小学生もスマホを使いますし、授業でタブレットを使っている学校もあります。

特にゲーム機やスマホでゲームをすると、集中しているため、まばたきの回数が減ってきます。

若いうちから老眼鏡が必要!なんて恥ずかしいことにならないよう、たまには眼を休ませてあげましょう。

執筆:Mocosuku編集部
監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ)

 

<参考>
日本眼科医会

サワイ健康推進課

 

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記事提供:Mocosuku(もこすく)

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