定年までが勝負。モンスター老人にならないための「転ばぬ先の杖」

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最近よく耳にするようになった「モンスター老人」という言葉。自分には関係のない話、と思っている方、どうやらそうでもないらしいですよ。無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』では、人はなぜモンスター老人化するのか、そしてそうならないために、「定年・引退までに準備しておくべきこと」を紹介しています。

今のうちからモンスター老人対策

あなたが会社の中でステータスを上げるために絶対必要なのが、自分自身の付加価値を高めることです。勤続年数とともに自動的に出世した時代もあったのでしょうが、そのように放っておいても変動する価値を「相対価値」と呼びます。それとは逆に、自身の主体的な行動によって高めていく価値を「絶対価値」と呼ぶんですね。当シリーズでは、そんな「絶対×相対」2つの価値について両面から向上させるための施策をお伝えしていきます。

モンスター老人

最近、モンスター老人という言葉を聞きました。なんでも定年退職後に力を持て余した老人が、頑固な頭で解釈できない問題に過剰反応し、激情したり暴言を吐くなど自己コントロールができないご老人のことだそうです。暴走老人、なんて言葉もありましたが…。

老人とはいっても、定年退職したてなら60代前半。まだまだ老人といえる年ではありませんよね。そんなに若くして自分をコントロールできなくなる人が多いとは、やはり定年退職という節目は相当大きな変化点なのです。

ではなぜ、そうなってしまうのか。それは自分自身がとても不安定になるからだそうです。

それまで会社で何らかの役職を与えられ、組織の中で固有のキャラクターで生きながら急にそれらの関係性を失うと、自分とは誰なのかがわからなくなってしまいます。これ、誰でも引退するときにはそうなりますから注意が必要です。

そもそも人間は一人で生まれてきて、一人で死んでいくもので、死後はこの世の一切のしがらみから解放されるわけですが、その実感を手前の「引退」で感じるわけですね。本来はしがらみから解放されるからスッキリすると思いきや、逆に自分を維持できなくなり周囲に迷惑をかけてでも自分を取り戻そうとするのがモンスター老人の行動原理です。

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