国語指導のカリスマ福嶋隆史が語る「日本の国語教育に足りないもの」

 

日本の国語教育を変えていくためには今後どうすれば良いのか、福嶋さんが考えていらっしゃるアイデアなどありますか。

いま考えていて、今年から始めたいと思っているのは検定試験です。“国語技能検定”というのをやる予定なんですよ。日にちもすでに決めたんですけど、何しろ私一人でやっているから、準備が大変で(笑)。

その検定なんですけど、将来的には文科省が目を付けるレベルにまでにしたいというのが、私の大きな夢なんです。文科省って今、英検を導入すれば大学入試免除とか、そういうことをよく言ってるんですよね。そんな英検のレベルまでいかないにしても、こいつに頼めば国語の試験作ってもらえるんじゃないかっていうレベルまで、“国語技能検定”の認知度を上げたい。それが最大の目標ですよね。

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それを実現させるために何が重要かっていうと、やはり採点基準なんですよね。2020年にセンター試験が廃止されて、大学入試が大きく変わると言われていますが、その最大の障壁となっているのが“国語の記述問題は採点ができるのか”ということ。でも採点基準って、私に言わせれば作れるんですよ。問題さえ優れていれば、記述の問題でも。

今回始めた有料メルマガに関しては、専門性が非常に高くプロ向きであることを、今後も売りとしていければと思っています。このメルマガを読めば、国語を指導する本当の技術が身に付きますよってことで。

最後に読者の方、あるいは購読を検討されている方に向けて、メッセージをお願いします。

もし教師の方なら、「国語という教科を教えることに自信がありますか」っていう問いを、投げかけたいですよね。多分99パーセントの教師は、国語を教える自信が持てていないはずです。

また親御さんだったら、「自分の子どもに国語を教える自信はありますか」って。生徒に対しては、「今、教えてくれている先生で満足ですか」。あるいは「読んだメソッドで成功したことがありますか」みたいな。とにかく、そういう質問を投げ掛けたいです。

そうすると、絶対に疑問符が付きますから、そういう人はぜひメルマガを読んでください、ということですよね。とにかく「国語に手ごたえがありますか」って、ひと言で言うならそこです。……いや、多分ないんじゃないですかって。でも、これにはありますよっていう、そんなメルマガになればと。

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ふくしま式で文学・評論を読み解く!

著者/福嶋隆史
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