仕事で恥をかかないために。正しい「留守電メッセージ」の残し方

 

留守番電話のメッセージ

携帯電話で仕事のやり取りをする場合、留守番電話のメッセージも伝達手段として有効活用できるものではないでしょうか。

携帯電話は相手にダイレクトにつながりますが、常に電話に出られるわけではないので、相手が電話に出られない状況のときはメッセージを残しておくと「何についての連絡か」がわかります。

当然といえば、当然ですがメッセージを残さず、着信の履歴だけのこともあります。この場合は、自分から相手にかけ直す、あるいは、相手から再度電話があるのを待つという2通りの対応があります。

着信履歴に気づいた時点で、かけ直すのが基本かもしれませんが、ひと言、何についての連絡か、メッセージが残っていれば、急を要する用件か、そうでないかの判断がつきます。

メッセージを残す際に伝えるべきポイントは用件の詳細より、用件の重要度です。

電話でしか伝えられない用件だったり、急いでいるのであれば「(至急)返信ください」とメッセージを残し、相手の返信を待つ。あるいは「後ほどかけ直します」と再度連絡する。

メールでも伝わる内容であれば「詳細はメールでお送りします」とメールの伝達に切り替える。

留守電で用件が伝わる内容であればメッセージを残し「返信は不要です」とでも添えておけば、やりとりは完結します。

着信があったので、急いで電話をかけ直したら、メールでも済むような内容で、「留守電にメッセージを残してくれていたら、それでわかるのに…」と困惑した経験が少なからずあるので、わたしは、携帯電話のやり取りで相手が出ない場合は、基本的にメッセージを残し、上記のいずれかの対応をとることにしています。

そのため、自分の携帯電話に留守電のメッセージがなく着信だけあった場合は、自分からかけ直さず、相手からの再連絡を待つことが多いです。メッセージがないということは、急ぎや重要度の高い用件ではないのだろう、と判断してしまうからです(相手にもよりますが…)。

メールでも電話でも、コンタクトを取る以上は、二度手間三度手間にならないような配慮が必要ではないでしょうか。

image by: Shutterstock

 

仕事美人のメール作法
著者/神垣あゆみ
広島を拠点に活動するフリーランスのライター。若手ビジネスマン向けにメールマナーの基本を解説した『メールは1分で返しなさい!』(フォレスト出版)など著作多数。
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