社員全員が猛反対。「カレー味のラムネ」はどうやって生まれたのか?

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サービスエリアやお土産屋さんなどでよく見かけるユニークな飲み物たち。思わず手にとって飲んでみたくなるこれらの商品は「木村飲料」という会社が生産しているのですが、近年同社がにわかに注目を浴びています。無料メルマガ『MBAが教える企業分析』ではその人気の秘密と徹底的な他社との差別化へのこだわりを紹介。そこからは「中小企業が目指すべき方向性」が見えてきます。

100人のうち2、3人が飲みたいと思う商品を作る

今回はユニークな飲料で注目を浴びている企業を分析します。

木村飲料(飲料メーカー)

◆戦略分析

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■戦場・競合

  • 戦場(顧客視点での自社の事業領域):飲料メーカー
  • 競合(お客様の選択肢):大手飲料メーカー
  • 状況:炭酸飲料の需要は落ち込んでいるようです。

■強み

1.他では味わえない

  • モンドセレクションで受賞した商品も多数
    ⇒奇をてらうだけでなく、味でも評価されている商品があります。

2.話題性がある

  • SNSにアップしたくなる
  • お土産にしたくなる
    ⇒売り場がお土産屋さんが中心であるため、お土産に買っていきたいと思ってもらうことは非常に重要です。

⇒上記の強みを支えるコア・コンピタンス
★大手企業がやらないような「こだわり」の商品作りの文化

  • 大手がやらない多品種少量生産
  • 小ロットからのオーダーメイド受注も行う
  • 100人のうち2、3人が飲みたいと思う商品を作る

上記のように徹底的に大手がやらないことを追及するという「こだわり」があるからこそ、強みを実現できているといえます。

■顧客ターゲット

  • 観光客
  • 珍しいものを求める方
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