中国に媚びを売る鳩山元首相が、政治利用され「ポイ捨て」される日

 

これまでも東アジア、殊に中韓に対する言動が日本国内で度々「問題視」されていた鳩山由紀夫元首相が、北京で行われた「世界平和フォーラム」なる会合で、南シナ海問題に関してまたしても中国よりの発言を行ったと報道されました。メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では鳩山氏の行動原理を「中国の覇権を手助けすること」だとして厳しく批判しています。

【中国】鳩山由紀夫氏が中国からポイ捨てされるとき

鳩山由紀夫氏、また親中発言「日米は静観すべき。中国に圧力かけるな」 北京の会合で

中国主導のAIIBの国際諮問委員会の委員に就任したことで久々に話題となった鳩山由紀夫氏が、北京で行われた「世界平和フォーラム」で演説に立ち、先般、オランダ・ハーグの仲裁裁判所から判決が下された南シナ海問題について、「日本や米国は基本的に静観すべきで、中国やフィリピンに圧力をかけて仲裁判断を受け入れるよう促すべきではない」「当事者間の対話と協力での解決を見守るべきだ」と述べたそうです。

ところで、この世界平和フォーラムというのは、どのようなものなのでしょうか。同名のフォーラムは複数存在するようですが、WPF(WORLD PEACE FORUM)という組織は今年のフォーラムをブラジルで開催する予定としており、北京での「世界平和フォーラム」とは無関係のようです。

WORLD PEACE FORUM

北京のほうの写真を見ると、主催は清華大学、協力が中国人民外交学会とあり、議長は唐家璇で、劉延東副首相が基調講演を行なったそうです。いかにも国際会議の体をとっていますが、どう考えても中国政府が主催したフォーラムです。したがってその実態は「中国にとって都合のいい世界平和を考えるフォーラム」です。

第5回世界平和フォーラム開幕、共同安全秩序を議論

そんな会議に出席して、日米は静観すべきなどと中国側に立った発言をしたわけですから、鳩山氏が中国の代弁者に成り下がったのは明らかです。現在では日本共産党や社民党ですら言わないほどの媚中ぶりです。日本では古巣の民進党にすら相手にされませんから、とにかく撹乱騒ぎを起こして目立つことに必死なのでしょう。最近でよくいわれるところの「炎上商法」というものでしょうか。

鳩山氏は2013年1月に南京大虐殺記念館を訪れて謝罪、昨年8月には韓国の西大門刑務所で日本の朝鮮統治について土下座して謝罪するなど、「謝罪の旅」を行なったことで、日本では顰蹙を買い、中国や韓国ではいいように政治利用されたことは記憶に新しいでしょう。

鳩山由紀夫元首相 南京大虐殺で謝罪
鳩山由紀夫氏、韓国でひざまずいて謝罪「心から申し訳ない」【動画】

そもそも鳩山元首相の友愛志向と習近平の「力」による国際秩序変更とは、思想背景からしてまったく相容れないものであるはずですが、鳩山氏はいつも反日国家に利用されるだけです。

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