地震保険が来年1月に値上げ。急いで入居したほうがいい物件とは

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2017年1月に改定することが決定している地震保険。要するに保険料が引き上げられるということで、これを期に保険の見直しをする方も多いのではないでしょうか。無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者・廣田信子さんは、今回の地震保険の改定を詳しく解説、早めの検討を呼びかけています。

来年から地震保険が変わります!

こんにちは! 廣田信子です。

地震保険は来年1月よりかなり変わります。東海、東南海、首都圏直下等の巨大地震を想定し最新のリスク評価を反映させるということで、ようは、また保険料が引き上げられるのです。

保険料は、東日本大震災後の2014年7月に、全国平均で15.1%引き上げられました。このとき、大阪、埼玉、高知は30%、東京、千葉も20%引き上げられています。それが、さらに、今後3段階で19%引き上げられることが決まっています。その第一段階が2017年1月で、平均で15.5%引き上げられます。といっても、県によって引き上げ率は違い、下がるところもあります。詳しくはこちら。

2017年1月に地震保険が再値上げ、賢い加入のタイミングは?

先日、耐震改修の合意形成ができていない旧耐震のマンションは、せめて地震保険に加入してほしいと書きましたが、保険料がどんどん上がるので、躊躇する管理組合もあるのです。

東日本大震災時に、建物が、新耐震基準でできているか、旧耐震基準か、旧耐震基準でも耐震改修をしたかどうかが保険料に反映されないのはおかしいというような議論もありましたが、保険の性質上、そういったところには手をつけていません。ということは、旧耐震基準で耐震改修をしていないところほど、保険加入のメリットがあるということです。

あと5か月で、値上げが決まっていますので、もし、加入するとしたら、今年中に、最長の5年契約で加入すれば、5年間、引き上げ前の価格で加入できます。

地震保険は、単独で加入するものではなく、火災保険(マンション総合保険)に付帯するものです。本契約の途中から地震保険加入は可能ですが、本契約を越えた長期の契約期間にすることはできませんから、ぜひ、どういう保険の入り方が一番得かを早い時期に検討されるといいと思います。

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