台湾の「日本好き」が過去最高に。なぜここまで相思相愛なのか?

shutterstock_202861528
 

東日本大震災や熊本地震の際、台湾の人々が送ってくれた温かいエールや多大な義捐金に感動を覚えたという方は多いのではないでしょうか。なぜ台湾は日本を好きでい続けてくれるのか、メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の著者で台湾出身の評論家・黄文雄さんが、日台の歴史を紐解きながら、その理由を解説しています。

【台湾】なぜ日本と台湾は過去最高の相思相愛なのか

台湾 最も好きな国は日本56% 過去最高

日本の台湾との窓口機関である交流協会が台湾で行った世論調査では、もっとも好きな国として日本を挙げた台湾人が56%となりこれまでの調査で過去最高となりました。

これまでも台湾は世界一の親日国として知られ、ずっと台湾人の「好きな国」のトップを走ってきた日本ですが、それにしても2位の中国(6%)、3位のアメリカ(5%)と10倍近い開きがあります。また、中国は韓国と並んで「嫌いな国」の1位、2位を競っていますから、実質的には2位はアメリカということになるでしょう。

台湾では昨年の日本への旅行者が初めて300万人を突破しました。この調査でもいちばん行きたい旅行先として日本を選ぶ人が42%とこちらもトップとのことです。

一方、「地球の歩き方」が日本で行ったアンケートでは、今夏の旅行先として台湾がハワイを抑えて人気ランキング1位となったそうです。これで台湾は昨年の夏に続いて2連勝とのこと(冬も含めると3連勝!)。

2016 今年の夏はココに行く!!海外旅行人気ランキング

ここ数年、日本では台湾ブームが到来しており、台湾のスイーツや料理、ドラマやキャラクターなども人気です。とくに夏は、台湾独自の定番スイーツ「マンゴーかき氷」を売る店が、東京をはじめ、各地に進出しています。

台湾スイーツの王者「アイスモンスター」いよいよ日本上陸 山盛りのマンゴーカキ氷どうぞ!

王道のハワイを抑えて1位の人気を誇る台湾ですが、なぜそこまで日本人は台湾に行きたがるのでしょうか。「地球の歩き方」では、安全・安心・安楽がキーワードになっていると分析しています。たしかに台湾の三安安全、安心、安楽)については、オーストラリアの「経済と平和研究所」の調査によれば、2014年からアイスランドに続き2位となっています。

日本社会も安全、安心、安定では「万邦無比」を続けてきましたが、2014年の調査では世界7位まで転落しました。その理由は、東日本大震災、さらには民主党政権時代の不作為、中国人による凶悪犯罪などの理由があります。

そして日本に代わり、アジアトップとなったのが台湾でした。しかも、1位のアイスランドの人口が30万人ほどであるのに対して、台湾は2,300万人を超えており、実質的には台湾が世界一の安全安心な国と見ていいでしょう。

print
いま読まれてます

  • 台湾の「日本好き」が過去最高に。なぜここまで相思相愛なのか?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け