握力が弱い人は「認知症」になりやすいという研究結果―国立長寿研

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2025年には700万人に達するとも言われる認知症患者。これまでにも糖尿病や心臓病を患っている人はそのリスクが高まることが知られていましたが、先日、握力が弱い人や学校教育を受けた年数が9年以下の人も、認知症を発症する確率が高いことが明らかになりました。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で詳しく紹介されています。

認知症:学校教育9年以下、握力弱い人は要注意

糖尿病や心臓病の持病がある人は認知症になりやすいことが知られています。さらに、握力が弱い人や学校教育を受けた年数が少ない人も認知症のリスクが高いことがわかりました。

これは、国立長寿医療研究センターや名古屋学芸大学の下方浩史教授のチームが発表したものです。

「学校教育9年以下」、「握力弱い」で認知リスク2倍に…国立長寿研

研究は、愛知、秋田、石川の3県の約3,300人について3~16年追跡した研究をもとに、認知症のリスク要因を分析したものです。

それによりますと、脳卒中の経験がある人はない人に比べ、認知症のリスクが2.6倍高いことがわかりました。糖尿病、心臓病の持病がある人では、それぞれ1.7倍1.5倍高かったそうです。

また、握力が26キロ未満の男性や18キロ未満の女性も2.1倍と高くなっていました。

さらに、学校教育の年数が9年以下の人のリスクは、9年以上の人の2倍でした。うつ傾向がある人では、ない人の1.6倍難聴の人1.4倍であることもわかりました。

以上の結果から、普段から頭を使い生活習慣病やうつ症を予防し、体力維持に努めることが重要だそうです。

認知症予備軍の私も気をつけよっと。

image by: Shutterstock

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