飾りじゃないのよ、刺身のツマは。あの大根は食べるためのものだった

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日本の食卓に欠かせないお魚といえば「鯵」。開き、お刺身、お酒のつまみになめろうにしたりと、そのおいしさは皆さんもご存じですね。無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』で紹介されているのは、そんな鯵の名前の由来と愛されている秘密。栄養素も豊富で、さまざまな病気を予防してくれるんだそうです。そしてお刺身についてくるツマも、実は飾りで片付けてしまうのはもったいないほどの健康効果が期待できるのだとか。残さず食べることを推奨します。

味が良いから「あじ(鯵)」…

下手な駄洒落のようですが、かの新井白石(江戸時代中期の政治家で儒学者)が書いた『東雅(とうが)』という語源辞典の中で、「或人の説く鰺とは味也、其の味の美をいふなりといへり」とあるそうです。

これから旬を迎え、青背の割にはクセがなく、縄文の昔から愛されてきた魚だそうで、 日本人が鯵好きなのは、イノシン酸とグルタミン酸といった二大旨味成分が入っているからではないかと言われているらしいです。

鯖や秋刀魚よりもタウリンが豊富で、コレステロールを抑え、動脈硬化を予防する働きがあり、他にも、ビタミンA・B・Eとカルシウム、カリウムといった栄養素がバランスよく含まれているため、健康維持や美肌に効果が。

特に、カルシウムとビタミンB1を同時に摂取できるため、イライラが抑えられ、ストレスの軽減が期待でき、カリウムは余分な塩分を排出してくれるため、高血圧症の予防にもなるそうです。

刺身のツマ・ダイコン

料理のツマ・つけ合わせは、ただの飾りのようにみえますが、意外とメイン材料と栄養面のバランスを保っているのです。

ダイコンには、リグニンという、抗ガン作用のある繊維が含まれています。リグニンは、アミノ酸の一つ、メチオニンと一緒になると、効果をあげるのですが、メチオニンは魚介類、肉類に多いのです。少しの量ですから、食べたほうが得ですね。

image by: Shutterstock

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