日本撤退。オールドネイビーはなぜ、日本市場から逃げ出したのか?

 

オールドネイビーの日本撤退の本当の理由とは??

オールドネイビーの強さとは、日常でも消費者(10代層を含めたファミリー)がヒップな(流行)ファッションを、価格を気にせず気軽に立ち寄れるように、お店をスーパーマーケット仕様に設え、安さの買い物体験ではなく、楽しくかっこいい買い物体験を提供したことです。

日本でオールドネイビーと競合したといわれているユニクロは、ヒップなファッションではなく、ベーシックなカジュアルファッションを提供し、(オールドネイビーのように)買い物を楽しく感じさせるようなお店づくりは行っていませんが、日常を対象とするユニクロの店舗が国内に800店舗展開している事実はオールドネイビーの競合になったことは否めません。

また、アメリカでギャップ本体も苦戦中で、今後は北米地区に存在する約1,000店舗あるオールドネイビーをメキシコも含めたマーケットで強化し、FC店舗を増やすことで収益構造を立て直していくためであることも日本撤退の要因の1つと言えます。

しかしオールドネイビーが日本を撤退しなければならなかった本当の理由は、日本の消費者にオールドネイビーでの買い物がヒップかっこいい体験だったと感じさせることができなかったことなのです。

日本のオールドネイビーでの買い物体験が、消費者にとってお得な買い物であり、ヒップ(かっこいい)な買い物体験であったのなら店舗数は米国同様日本でも爆発的に増えたはずです。

なぜなら、消費者はオールドネイビーでヒップ(かっこいい)なファッションを低価格で買い物する体験を通して、ヒップ(かっこいい)なファッションを疑似体験したかったからなのです。

 

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