誰が「円」を殺したか? これから日本国民が味わう塗炭の苦しみ

 

夢も持つ国対現状維持国の戦い

世界は、「夢を持つ国家群現状維持希望の国家群」の戦いになりそうである。夢を持つ国とは、1つにソ連の復活を夢見るプーチンのロシア、2つが唐や清帝国の復活を夢見る習近平の中国、3つ目がオスマン・トルコを夢見るエルドアンのトルコである。それと、ペルシャ復活というかシーア派擁護のイランが世界の紛争を引き起こすことになる。

サウジ、欧米日、東南アジア諸国、インドは、現状維持を望むが、4つの国は、拡大志向であるので、当然、この周辺諸国は戦争の準備をしないと負けてしまうし、戦争できる程体力がないなら、属国化するしかない。徐々に周辺諸国は色分けされてきている。

第3次世界大戦に向けて、世界は再構成され始めている。米国の覇権力が弱まり、また国内の貧富の差が激しくなり、国力を世界の警察として使えずに、国内の社会福祉に向ける必要があるようだ。

このため、米国は限定的な対応しかできないので世界の警察の役割を同盟国にシフトさせている。このため、日本も米国の役割の一部を分担する必要が出てきたのである。

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