子供たちを「勉強ぎらい」にさせたのは国家の責任だ。武田教授が苦言

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自分が幼い頃、やってみたいことがたくさんあって毎日輝いていたような気がしませんか? でも今は…。メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』で中部大の武田教授は、その原因の一端は国家が推し進める今の「均一主義」的な教育制度にあると断言。「テストなし、合格点なし、大学受験全廃」という自身の主張を掲げ、未来を担う子どもたちの未来の在り方について提言しています。

著者が「テストなし、合格点なし、大学受験全廃」を主張する理由

均一主義の間違った考えは高等学校、大学と進むにつれて激しくなり、テストを行い全員に同じ合格点を求めるそんなのは教育ではない。高校の野球部の男子は130キロの投球ができるが、慎重の小さな女子は100キロも投げられない。だからといって女子に130キロを合格ラインとして求めれば合格しないだろう。

理科が得意、英語が苦手などもまったく同じだが、投球のように目に見えないので平気で「均一主義」が行われている。著者の経験では数学や電気ができる子供は英語は不得意だし、英語や国語が得意な女子高校生は得てして数学や電気が弱い。このように言うと「そんなグループ化は良くない」と反論されるが、別に差別でもなんでもなく個性を尊重しているに過ぎない

機械や電気が得意な男子学生に英語を勉強させると機械や電気の成績が悪くなる。「コミュニケーションが大切」などとよく考えないで言われるが、ある学生はコミュニケーションが得意ある学生は人との話が苦手で何が問題なのだろうか?このような議論の多くは、有ることを主張する人が「自分ができるというだけで他人に苦痛を押しつけていることが多い。

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