引き続き関東地方で相次ぐ大きな揺れ
リオデジャネイロ五輪が大盛況のうちに閉幕し、いよいよ2020年の東京五輪に向けてのカウントダウンが始まった。新国立競技場建設の件など、問題点も多く抱える東京五輪だが、開催するからには成功裏に終わらせたいとは、誰しもが思うところではないだろうか。
しかし、そんな東京五輪に向けて盛り上がる日本国内のムードに、水を差してしまいかねない懸案事項がひとつある。そう、来るべき大地震の脅威である。
8月31日午後7時46分頃、熊本県熊本地方でM4.9の地震が発生、熊本県宇城市・熊本市西区で震度5弱を観測した。この地震は九州の広範囲で地震が観測されている。あの熊本地震から4ヶ月以上が経過したものの、九州地方ではいまだ大きな地震が続いている。
そして先日7月22日のニュースでは、今年下半期に入り関東地方で地震が相次いでいるとお伝えしたが、その後も7月27日に茨城県の一部で震度5弱を記録する地震が発生。また8月19日にも茨城県沖を震源とした地震が起こり、こちらは最大震度4を観測するなど、なおも活発な活動が続いている。
とはいえ、震度4以上の揺れが相次いだ7月と比べると、8月に入ってからは、ややペースダウンしているようにも見える。ただ、活発な地震活動の後に静謐期間を挟んで、より大きな地震が発生するケースはよくあるだけに、それを考えるとなんとも不気味な動きであるといえるだろう。
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