「変わらないね〜」は褒め言葉ではない。喜ぶ人は危機感が欠けている

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久々に会った友人から「いつまで経っても変わらないな~!」などと言われて嬉しく思ってしまったこと、ありませんか? しかし、無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者でマーケティング戦略の指導者として知られる弘中勝さんは「それは褒め言葉ではない」とズバリ。いつまでも昔と変わらない人には、本人も気付かない「大問題」があると指摘しています。

変わらないという意味

変わらないねえというのは褒め言葉ではありません。よく久しぶりに会った相手などに対して「変わらないねえ」と言う時には、「年を取ったのに、雰囲気は若いままだね」という意味で使うので、褒め言葉のようにイメージしがちです。でも、本来は褒め言葉ではないのです。

変わらないということは、「変化をしていない」ということだから、「現状維持のままですね」という意味です。変わっていないというのは、現状維持で前進していないということなのです。

その年齢や見た目の話で言えば、本当の意味での褒め言葉とは「変わらないねえ」ではなく、「若返っているね」です。確かに現状維持を続けているのもすごいですが、「若かった頃よりも、若いね」というのが本当は相手の進歩を讃える言葉です。

「変わらないねえ」というのは、単純に「(自分や)普通の人は、老けるのにね」という、自分や周囲を低めた上での比較でしかありません。だから、本当は褒め言葉ではありません。それが分かっていないと何でも変わらずにやってしまうことをいいことだと感違いをしてしまいます

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