スーパーのカツオのたたきを8分で泣くほど旨いカルパッチョにする技

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秋の味覚は数あれど、日本人なら「戻りカツオ」外せませんよね。無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』では、栄養満点で疲れも取れてしまうという「カツオのカルパッチョ」のレシピが紹介されています。スーパーで売っているカツオのたたきを使えばなんと8分ほどでできてしまう簡単料理ですが、その味はメルマガの著者で現役板前のgatugatu佐藤さんも思わず「立ち食い」してしまうほどなのだとか。作らない手はありませんね。

創作カツオたたきの温玉のせカルパッチョ風サラダ

gatugatu佐藤です。今回は、「スーパーのカツオたたきを使ってできる創作カツオたたきのカルパッチョ」を伝授します。

どうですか? 今年の夏はカツオのたたきを何度食べましたか? 赤身の魚の中でも「カツオ」は郡を抜いて旨いことは誰もが実感済みだと思います。で、旨いだけでなく栄養的にもかなり優れています。あまりなじみのない「アンセリン」という赤身魚に多く含むアミノ酸の一種。これ、カツオには100gあたり1070mg含まれ、疲労物質の乳酸をエネルギー源として使い、疲労の蓄積を軽減してくれます。カツオの「アンセリン」は、マグロの1.5倍含まれているので「疲れを溜めたくない!」ときは、カツオを食べる方がいいかもしれません。「アンセリン」は、要するに体の疲労を予防する効果を期待できるわけです。

また、カツオの血合い部分はビタミンB郡やナイアシン、鉄分が多く、肝臓に良い「タウリン」も多く含んでいます。よく、カツオのたたきには玉ねぎやにんにくと一緒に食べますが、あれは臭みを抑えて美味しく食べるだけでなく、「硫化アリル」によってビタミンB1の吸収を良くする効果もあり栄養面でも最高の食べ合わせなのですね。

それから、秋の「戻りカツオ」になると夏のカツオより脂分が10倍のってきます。このカツオを食べれば体に良い脂肪のEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)がしっかり摂れるということです。なので、カツオはしっかり食べて頂きたいですね。

が、すでにあなたは、ポン酢で食べる「カツオたたき」が食べ飽きているかもしれません。そこで! 私のおすすめカツオたたきを使った料理、「創作カツオたたきの温玉のせカルパッチョ風サラダ」。これカツオのたたきにただドレッシングをぶっかけるだけのつまらないカルパッチョではありません。

チョイと手を加えカツオ1切れ1切れに「おかか」をのせる。そう、醤油をカツオ節に混ぜ込んだあの「おかか」。あれをカツオにのせる。カツオにかつお節の「創作かつおカルパッチョ」です。これ、旨味が倍増。おそらく今ままで食べたことのない「味」に驚愕すると思います。で、さらに「温玉」をのせ、さらに創作。コイツと「おかか」をのせたカツオたたきとサラダを同時に口に含めるとまったりとした甘味を感じます。

楽しい味の「かつおカルパッチョ」。あなたは多分、生のカツオを買って来て「たたき」にするのは面倒なはずです。「そんな時間ねェんだよ!」。たしかにそうですね。大丈夫です! スーパーで色のきれいな鮮度抜群の「カツオたたき」を買ってくれさえすれば、「創作カツオたたきの温玉のせカルパッチョ風サラダ」は、8分ほどで簡単に作れます。はっきり言って”盛り付けるだけ”ですからね。

これ、私作ってみて思った以上に美味しそうにできたので、出来上がった瞬間に「立ち食い」してしまいました…。某くるくる寿しチェーンのアイディアをパクッただけあって最高に旨かったです。もし、あなたの近所に某くるくる寿しチェーンの「ス○ロー」があるなら食べに行ってみてください。どのにぎり寿しのアイディアをパクッたかすぐにわかると思います…。

簡単すぎるレシピをすぐにみて下さい。

レシピ

【材料】(1~2人前)
カツオたたき……6~7切れ(刺身用に切れているもの)
サラダベース……(レタス、サニーレタス、胡瓜、赤玉ねぎ、赤パプリカ)
玉ねぎ……1/4個
温玉……1個
刻みネギ……少々
野菜ドレッシング……適量(イタリアンドレッシングなど酸っぱい系のドレッシングが合います、「ポン酢」でもOKです)
マヨネーズ……適量

《おかか》
カツオ節……5g
濃口しょう油……2cc

 

1.先ににサラダベースを作っておきます。

サラダベースの野菜は、何でもいいです(サラダベースの作り方は⇒こちら)。玉ねぎは、薄くスライスして、氷水に3分ほど浸して冷やしシャキッとさせます。その後、水気をきっておきます。

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2.「おかか」を作ります。

カツオ節をボウルに入れ、濃口しょう油を加え、よく混ぜます(指先でもみほぐすように混ぜると醤油とカツオが均等に混ざります)。

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3.平皿にサラダベースを平らに盛ります。

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4.その上にかつおたたきを盛ります。

切り身の細くなっているほうを中央に向けて盛り、真ん中を少し空けておきます。写真のカツオたたきは、見栄えをよくするために「血合い」を切り落としています。栄養的には身の2倍の鉄分が含まれているので食べたほうがいいですが……、「見栄え」と「栄養」どちらを優先するかで決めて下さい。

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5.「おかか」を切り身ひとつひとつにちょんと少量指でつまんでのせます。

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6.中央に玉ねぎスライスをのせ、真ん中を少し押さえつけ凹みを作ります。そこに温玉を割りいれます。

凹みを作ることで温玉がずれ落ちないようにできます、どんな料理でも共通です。

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7.ドレッシング、マヨネーズをかけ、刻みネギをぶちまけて完成です!

マヨネーズは、100円ショップにあるディスペンサー(先が細くなっている円柱の容器)を使えば写真のような線状にできます。

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本日は、「カツオのたたき」を買って来てください!

某くるくる寿しチェーンからアイディアをパクッた最高に旨い、「創作カツオたたきの温玉のせカルパッチョ風サラダ」を是非! 作ってください。

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