蓮舫氏に早くもシラケムード。野田幹事長起用で「民進党は終わった」

renhounoda20160920
 

圧勝という形で民進党の新代表に就任した蓮舫氏ですが、その最初の大仕事とも言える党人事で、周囲の反対を押し切り野田佳彦氏を幹事長に起用、党内からは反発の声が上がっています。メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では野田氏の戦犯性と民進党の混濁ぶりを記すとともに、今回の人事について「政治的自殺行為」と厳しく批判しています。

「野田幹事長」という民進党の死に至る病

9月15日に民進党は臨時党大会を開き、蓮舫=代表代行を新しい代表に選出した。初の女性党首ということ自体はそれなりに新鮮で、先の参院選で惨敗した同党の再生を彼女に託そうという期待も党内外から高まった。が、翌16日、彼女が打った人事の初手が「野田佳彦幹事長」だったことに誰もが驚愕しそして失望した。党内に広がる不満や困惑を背景に、代表選で彼女を支持した赤松弘隆=元衆議院副議長や細野豪志=元幹事長らが直接会って撤回を求めたものの、彼女は聞き入れない。そのためそれ以外の人事が停滞し、仕方なく、取り敢えず幹事長だけを決める両院議員総会が開かれたが、147人の所属議員の4割の60人しか出席せず、「野田幹事長」の承認を求められて拍手したのはそのまた半分ほどでしかなかった。空席だらけの会場でパラパラとまばらな拍手で新幹事長誕生……。「これでもう民進党は終わったとつぶやく議員もいるほどの、おぞましい光景である。

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