「Fafrotskies (ファフロツキーズ) 」現象の考えられるいくつかの原因
超常現象研究家のアイヴァン・サンダーソンが、「空からの落下」を意味する英語「Falls From The Skies」から略語をつくり、「Fafrotskies (ファフロツキーズ) 」と呼ばれるようになった、空から変なものが降ってくる現象。
その原因には、複数の可能性が考えられています。
1)竜巻説
1913年11月にオーストラリアのニューサウスウェールズ州キリンディで竜巻から魚が降ってきた事例や、1918年8月にもイギリスのサンダーランドにあるヘンドン地区で玉筋魚 (イカナゴ) が竜巻に巻き上げられて降ってきた事例などがこれに当たります。
確かにこれなら合点がいきますよね。
2)鳥の食べこぼし説
先ほども鳥がサメや肉片を落とした可能性について述べましたが、これは降ってきたものが鳥の餌になるものほど数が少ないものに限定されます。
3)大量発生説
魚などと同様、空から大量に落下してきたと見られる生物の例に含まれるのが「カエル」。
この説はカエルの説明として有効であり、長年カエルの研究をしているイギリス・ケント怠惰区のリチャード・グリフィス博士によると、一般によく見かけるヨーロッパ・ヒキガエルなどは非常に繁殖力が強く、短期間で莫大な数に増えることがあるそう。
例えば気候の変化などによって大量に繁殖したカエルが人間に目撃される場所に突然現れれば、それを見た人は空から降ってきたと勘違いするかもしれません。
実際、カエルに関しては、空から落下してきたところを誰かが目撃したケースが少ないようです。
このように現象の原因については諸説ありますが、降ってきた生物が落下地域から数十キロ~数千キロも離れた場所にしか生息していなかったり、特定の場所に限定して何度も降ってきたり、といった事例については、合理的な説明がなされていないままだと言います。
超常現象として片づけるのは簡単ですが、実際にこのような現象が身近で起こったらと考えると、本当に不気味ですよね。
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Source by: CBSニュース, Oregon Live, About.com, 超常現象の謎解き, NAVERまとめ, NRK
文/貞賀 三奈美