韓国が「観測史上最大」の地震に襲われた後、日本を賞賛し始めた理由

 

9月12日、観測史上最大規模の地震に襲われた韓国。幸い死者もなく大きな被害は免れましたが、これまで地震とは無縁だった韓国国民は大きく動揺、パニック状態になったと伝えられています。そんな彼らが目を向け賞賛したのが日本。メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、この地震を機に起きている韓国国内の変化が紹介されています。

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2016年9月12日、韓国南東部で観測史上最大規模マグニチュードM5.8の地震が起こりました。それまで韓国では地震とは無縁という常識があっただけに、今回国民が受けたショックは大きく、動揺も激しいものでした。

地震が起こったのは、韓国南東部にある慶州(キョンジュ)市で、新羅時代の古都として知られる観光名所です。地震による被害は、この古都の文化遺産の一部破損、または住宅や店舗の一部破損がありましたが、奇跡的に死者が出なかったことだけが救いでした。

震源地に近い月城原子力発電所も事故はなく、地震による稼働停止となっただけでした。これらの被害状況を見ると、東日本大震災や熊本の地震を経験している地震大国の日本からしてみれば、それほど慌てることもないと感じますが、観測史上初の大地震に見舞われた韓国人にとっては青天の霹靂だったようです。

とにかく、政府も市民も慌てぶりがすごかった。市民はパニック状態となり、単なる地震なのに、北の核実験の余波だと高層マンションから飛び出す人が出たり、消防には余震はいつまで続くんだといった電話が殺到したりしました。

政府の対応もお粗末なものでした。セウォル号の事故から学び、約2,900億円を投じて1万人を配置して設立された「国家安全処」が、地震への迅速な対応を担うはずだったようですが、地震速報の緊急メールが出たのは発生から9分後。ちなみに日本は、地震発生から10秒以内に警報システムが作動します。

「国家安全処」のホームページもアクセスが殺到して、2時間以上つながらず、緊急メールは通信量の多さでエラーとなり首都圏の人々には送信されなかったという始末。まさに政府も市民もパニック状態でした。

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