いじめでPTSD発症の子を4年間も放置した学校の遅すぎる謝罪

 

一般的には、年数が経過すると「昔のことはわかりませんから」と全く相手にされず追い返されてしまうものです。この保護者の方の訴えに対して、学校側の態度が変わったのは奇跡です。どなたかは分かりませんが、学校、教育委員会側の人の中で、「この対応は間違っている」と言ってくれた方がいたのでしょう。

ただ、「遅すぎるということは間違いありません。「謝罪する」と決断し、この子と向き合ってくれる人間が、4年前の時点で教育委員会にいてくれたら、この子も長期間苦しまなくてよかったのです。

学校側のメンツを考えるのではなく、被害を受けている子どもに対して何ができるかと考えることが最も大切なことです。小池都知事の「都民ファースト」という言葉を新聞でみかけますが、「被害者ファースト」こそ、いじめ問題の中心の思想でなくてはなりません。そこから、「早期発見・早期解決」の道が開いてきます。

学校との交渉に行き詰まりを感じている方がいらっしゃいましたら、一度、私たちの所にご相談してみてください。ご一緒に解決の道を探ってまいりましょう。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
代表 井澤 一明

image by: Shutterstock

 

いじめから子供を守ろう!ネットワーク
「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。
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