陣痛から出産まで45分? あまりにワイルド過ぎるNY産婦人科事情

 

入院させてくれない

そしていざ陣痛が始まった!の時も日本とアメリカではかなり違います。日本の場合は陣痛を確信したら病院に連絡し、入院して出産準備に入るのが一般的だと思います。

しかしNYでは陣痛が来たくらいで病院に行っても突き返されます。友人夫妻は陣痛が始まってから病院に行ったところ、あえなく突き返されました。病院には「陣痛は数分おきに来たら来てよし」と言われました。

そこで友人夫妻はハンバーガー屋に行ってランチをし、ジムで一汗流していたそうです。そうこうしているうちに陣痛が数分おきになり、再び病院に行きました。

っていうか、陣痛が始まってからハンバーガー屋に行けるものですか?痛みが始まったらバーガーどころではないのではと思うのですが、さらにジムで一汗っていうのも僕には驚きでした。余裕すぎやしませんかっ!

他にも、陣痛が始まって病院に行き突き返された夫婦の話があります。その夫婦は、陣痛が数分おきになるまで映画館で映画を見ていたそうです。しかも、それも病院に「映画でもいっといで」と言われたのだそうです。ええ~?そんなに陣痛って始まっても余裕があるものですか?

話を戻して、友人夫妻はハンバーガー屋とジムに行った後、病院に行きました。
この時はすでに陣痛がかなり短い時間で繰り返しています。さすがに、この時の痛みはハンパないはずです。

ちなみに、アメリカでは無痛分娩が一般的です。無痛といっても全くの無痛ではないはずですが、背骨に麻酔を打って痛みを和らげた状態で分娩するのが一般的です。もちろん、自然分娩を選択することもできます。日本では自然分娩の方がむしろ一般的かと思いますが、アメリカ人は痛みが大嫌いなので、痛い思いをしなくてもよいのに敢えて自然分娩を選ぶ人を「ものずき・変わり者」くらいに思うことさえあります。

print

  • 陣痛から出産まで45分? あまりにワイルド過ぎるNY産婦人科事情
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け