陣痛から出産まで45分? あまりにワイルド過ぎるNY産婦人科事情

 

麻酔は自分で打たされる

友人夫妻が病院につき、ドクターが陣痛の頻度など諸々チェックし「準備おっけ!」となるとめでたく入院です。やっとこさで入院を果たしたところで、背骨への麻酔です。しかし、ここでドクターが背骨にプスッと麻酔を注射してくれるわけではありません。

背骨に針を刺し、カテーテルを入れます。カテーテルの先にはチューブがついていて、その先に麻酔(エピデュラル)が入った小さなポンプを渡されます。そして「痛くなってきたら、自分でそのポンプを押して麻酔を注入してね!」と言われるのです。

もちろん、痛みの度合いは妊婦本人が一番良くわかっているので、麻酔を入れるタイミングもその度合に応じて本人が決めるというのはある意味合理的で効果的なのでしょう。しかし、「自分で入れていいよ!」というのが、なんだかワイルドです。麻酔をチュっと自分で注入して、「あぁ~キクぅ~!」とでもいうのでしょうか。

そして、友人の奥さんは入院してからわずか45分で出産しました。45分ですよ!4時間半でも45時間でもなく、45分!今どき、NYでピザを注文しても45分はかかります。そんな秒速出産すごすぎる!と思いましたが、逆に言えばギリギリまで病院に入れてもらえないというのも事実です。

もちろん、友人の奥さんの場合は安産だったと思います。本人も、「麻酔をしたら痛みなんか全然なく、最高だったわ!」と言っていました。よっぽど簡単にポコンと生まれたのでしょう。バーガー食べてジム行って、病院入って45分で出産!すごすぎます。むしろ羨ましいです。

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