毎回さまざまな豆知識を届けてくださる無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』さん。今回取り上げられているのは、ドーナツの語源なのですが…、アメリカ英語のスペルじゃわからない「正解」、思わず「へ~」と声を上げてしまう内容です。
ドーナツはどこからきたの?
A:ものすごくお腹が減ってたんで、ドーナツの穴まで食べたよ。
B:穴だけ残せるのか?
(アメリカン・ジョーク)
細かいことは忘れましたが、たしかこんなジョークがあります。これはいつ頃からある問題なのかわかりませんが「ドーナツの穴」というのは哲学的な命題としてよく出る話です。いろんな学問分野からのアプローチがあるようで、大阪大学では12人の大学教員が難題に挑戦する…、という本まで出しました。
ここではそんな難しいことはおいといて…、ドーナツってなんだろう? ということだけ調べてみました。日本のドーナツ屋さんのサイトを見ても、「ドーナツとはどんな食べ物か」というのが意外に載っていませんでした。
いつごろから食べられているのか、国・地域によって違うのか、材料は変わらないのか、などなどもっといろいろあってもいいのになぁと思ったのですが、あまり詳しいことは載っていません。それだけ「ドーナツってもう当たり前の食べ物でしょ?」ということなのかもしれません。
もともとを調べていくと、doughnutは、doughを焼き上げたもの、という解説を見つけました。doughというのは日本語でいえばパン生地、粉を練ったものです。
では、nutは?
ドーナツはもともと謝肉祭、誕生祭など非常に特別な時に作り、互いに贈りあいっこしていたものだそうです。かつては材料の油にしても砂糖にしても貴重なものだからです。そしてその揚げた生地の上にくるみの実を乗せていたそうです。それが「nut」です。
doughnut = dough + nut (ドーナツ=パン生地+ナッツ)
という意味だったんですね。ちなみにイギリス英語とアメリカ英語でスペルが違っています。
- イギリス英語:doughnut
- アメリカ英語:donut
えらく短縮されていますね。アメリカ英語みたいに略してしまうと、音からはわかりますが、意味は辿りにくくなりますね。個人的には「dough」という単語を知ったのが一番の驚きでした。
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