【時事英語】英経済紙の一面に掲載された日本企業の過労死問題

 

経済コラム

日本というのは非常に平等を重んじる国ですので、アメリカのように、能力主義がピタッと当てはまらないと思うんですよね。私は、この能力主義というものに若干懐疑的です。

ブラックスワンのように、想定していなかったことに対して、想定以上の働きをするけれども、普段はダメダメな人

普段の管理はしっかりできるけれども、想定外の事象には脆弱な人。色々いると思うんです。

評価方法が定着しないのはそこが原因でしょう。

ボルトを誰が一番早く締められるかという、単純な問題を扱っている仕事は、現代社会にはほぼないのです。

過労死も過労死で問題です。私も会社を辞めたことがある人間ですので、気持ちは良く分かります。

私のtweetを載せておきます。

電通の事件もそうなんだけど、多くの人は降りる技術がない。
麻雀に例えるなら、電通のようなエリートは、
いい配牌だったといえる。
面白いように手が延びていき、最後の最後、振り込んじゃいけないと
分かっていても降りることができなかった。
こんなに頑張って積み上げてきたから。
みんな辞めればいいって簡単に言うでしょ?
命より大事なものなんてないって。

けどね、あれは他人から見た綺麗事なんだよ。
自分の命を削って積み上げて来たものが、
全部崩れようとするその恐怖の前では、
命に価値があるなんて思えなくなるんだよ。

ちなみに私は、70、80人いた同期の中で、一番早く退職した人間です。

私も同じような気持ちになりました。

今ではやはり、辞めて正解だったんだなと思います。

image by: Shutterstock

 

毎日5分! 経済英語NEWS!』より一部抜粋

著者/八木翼
TOEIC235点だった私が900点を超えるまでの勉強の過程で感じた、「英語のニュースを解説してくれる教材があったらいいのに」という思いを形にしました。全ての英文に和訳、文法解析がついています。
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