「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓。自己修復機能もあるものの、自覚症状がないまま病気が進行することも多く、日頃から気にかけておきたい臓器です。無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、肝臓を労るために摂るべき食材が紹介されています。
肝(きも)すわってますか?
東洋医学で「肝」は気持ちをつかさどる働きがあり、「肝(きも)のすわった人」と言うように、肝臓が強い人は、強じんな精神力があるそうです。
肝臓は吸収された栄養素の分解・合成、体の老廃物や、薬物・食物を通じて取り込まれた有害な物質の解毒・分解、脂肪を消化する胆汁の生成といった重要な働きをして、アルコールの飲みすぎをはじめ、不規則な食事、ストレス、過労などで肝臓に負担がかかると、栄養素の供給が滞り、代謝がスムーズに行われず、疲労感や倦怠感が現れてくるらしいです。
肝細胞の修復には、たんぱく質が不可欠で、たんぱく質を構成しているアミノ酸にはタウリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、アラニンなど肝臓の機能をサポートしてくれ、貝類やたこ、いか、レバー、牛肉、乳製品、卵、大豆製品などに多く含まれているそうです。
肝臓を労わりましょう!!
グルタチオンという物質には、細胞の機能低下や変異をもたらす有害物質を解毒し、肝臓の機能を強化する作用や、細胞の老化やガン化を招くと考えられている過酸化脂質の体内での生成を抑制する働きがあるそうです。
牛レバーや牡蠣、ほうれん草、トマトなどに多く含まれているそうですが、熱や水に弱いので、できるだけ熱を加えない調理方法で摂った方がいいそう。
アルコール性脂肪肝をはじめ慢性肝疾患、角膜損傷、皮膚障害、薬物中毒、妊娠中毒症、放射線や抗がん剤による白血球減少などの予防・改善やストレスにも有効らしいです。
特に肝臓を労わりたい方は心がけて摂ったほうがいいそうですよ。
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