「豚汁」の読み、とんじる、ぶたじる、どっちかで出身地がわかる

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普段何気なく読み書きしている「漢字」ですが、他人の「読み方」に違和感を覚えたこと、ありませんか? 今回の無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』では、「馬主」や「豚汁」など、いくつかの読み方のある言葉を取り上げ「正しい読み方」を考えながら、奥が深い漢字の世界にみなさんを誘います。

重箱の隅をつついてみよう

ちょっと漢字テストをしてみましょう。この漢字はなんと読むでしょう?

  • 馬主

多くの人は「ばぬし」と読んだと思います。世間一般には「ばぬし」という読み方が定着しているようです。ところが「馬」の読み方は、

  • 音読み バ メ マ
  • 訓読み うま ま

となっていて、「ばぬし」と読むのは

  • バぬし 音読み+訓読み

となります。普通、二字熟語の読み方は、「音+音」「訓+訓」と、同じ系統の読み方をします。このように「音読み+訓読み」になるのを

  • 重箱 ジュウばこ

を代表例にして「重箱読み」と呼びます。他には

  • 番組 バンぐみ
  • 豚汁 トンじる

などがあります。逆に「訓読み+音読み」になるパターンを

  • 湯桶 ゆトウ

を代表例にして「湯桶読み」と呼びます。

  • 株券 かぶケン
  • 豚肉 ぶたニク

などがその例です。

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