【閲覧注意】ママチャリ日本一周の悪魔、横浜で「ワニの手」を喰らう

waniporuporu
 

『ママチャリで日本一周中の悪魔』こと大魔王ポルポルさん。日本一周の旅を終え、チャリで3869日間もかけて世界一周を達成したという日本人男性に、旅のエピソードとアフリカ横断のためのアドバイスを受けていたと思ったら、今度はようで。。。

【閲覧注意】アフリカ横断の旅へ出発する悪魔が、舌の訓練をするためワニ肉料理に挑戦?

世界各国には様々な料理があるそうだ。

牛の脳みそ、アリの幼虫、ツバメの巣。国ごとに「ゴチソウ」と呼ばれながら、ニンゲンどもから愛される料理がある。我輩の住む魔界にも同じように「ゴチソウ」というものがあり、例えばドラゴンの肉詰め、魔法使いの煮物、ゴブリンのプリンがゴチソウにあたる。

ガッハッハッハ!! 大魔王なのにホームレスの大魔王ポルポルだ。

我輩は、特別グルメな舌を持っているわけではないのだが、今まで数々の「絶品」と言われる料理を食してきた。

例えば、愛媛県で食べた幻の果実「ポポー」は、魔族に相応しい我輩の舌をバカにさせる甘い果物だった。東京の高田馬場で食べた「虫料理」は、魔界にはない、いびつな味がする料理でもあった。

無限の可能性を求めて、もうすぐアフリカを征服しに行く我輩にとって、アフリカの食べ物に舌を慣れさせておく必要がある。

そこで我輩は考えた。魔族らしい食べ物を今から食べておけばいいのだと…。なので、さっそく我輩は「珍獣料理」を食べに行くことにした。

「ウーパールーパーのから揚げ」「ゴキブリのから揚げ」「サソリの1本焼き」「カンガルーのガーリック焼き」「タガメのから揚げ」「マンボウの刺身」……

こんな悪魔しか食べないだろうと思われるゲテモノ料理。それがたくさん食べられるお店は、横浜市にある「珍獣屋」という名のお店だった。ネーミングからして、まさしく「魔界」を匂わせている。野毛という町の中にひっそりとたたずんでいる、隠れた魔界なのかもしれない。そして、その店は17時からと19時からの2部制で営業しているそうだ。

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道を歩く人が「な・・なんだ・・あのオーラは・・」と不安そうな表情をしながら我輩を見てくる。さっそく我輩は店の中に入ることにした。ガラガラ…。

「あの、予約してた大魔王ポルポルです…」

魔族なのに腰を低くして言った。時刻は午後7時。2部制で営業されているので、あらかじめ予約をしておいた。我輩はしっかりと連絡するタイプの魔族なのだ。

店内に入ると、闇の様な薄暗い雰囲気に包まれる中、我輩のオーラを感じ取った店員が震えながら、「いらっしゃいませ」と挨拶を言った。そんなものを無視して、我輩から恐怖の一言「いい感じの店ですねぇ」という声が不気味に響き渡る。我輩は店員と仲良くなる作戦に出たのだった。

「おい!ここにドラキュラの酒はないのか!」
「ゴブリンの丸焼きが食べたいのだ!!」

などと言えば、さすがに店員も我輩のことを「変人」と思い、店から追い出してしまうかもしれない。なので、初めは店員と仲良くなる作戦に出たのだ。

そこで闇のオーラを全開にして「すみません…ワニの手を1つ食べたいのですが・・」

と、言い放ってやった。ネットにアップされている「ワニの手」の丸焼きの写真を見ると、一瞬、「うえっ」…となった。それでもアフリカ行きのために舌を慣らしておく必要があるので、魔族といえども、ガンバってワニを食べておく必要がある。

注文してから20分。こんがりと焼けた「ワニの手」が我輩の前に現れた。

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豪快な爪は、我輩の心の奥底に眠る「邪心」さえ、えぐり取ってしまいそうだ。それほど迫力のある食べ物なのだ。

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ドシドシ…。凶暴な爪が我輩の目の奥に焼き付く。懸命に大地を揺らしたのだろう。我輩は、誠心誠意をもって「ワニの肉」を食べてやることにした。

「ガッハッハッハ!!うまそうな肉だ。まるで魔界にいた頃を思い出すな」

我輩は魔界にいた頃の懐かしい思い出にふけりながら、魔界でも楽しめる「ワニの肉」を食べてやることにした。

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ひと口食べた結論から言うと、ワニの肉は「鶏肉」の味に似ている。弾力があり、ブヨブヨとした食感なのだ。しかし、鶏肉の場合は、柔らかく口の中にいれると、ジュワーッと肉汁が広がるのに対して、ワニの肉は、弾力があるものの、硬すぎて小さく切らなければ食べづらい。

ワニ味は「無い」に近いのだが、「食べろ!」と言われれば食べられないこともない味なのだ。ただし、我輩の注文した「ワニの手」の「手」の部分は生肉なので、絶対に食べてはいけない。わかったな。魔族といえど、ひと口でも食べてしまうとお腹が痛くなってしまうのだ。

「ガッハッハッハッハッハ!!なんと、食べにくい食感。しかし!これがまた魔界の味にも似ている」

ひっそりと我輩はワニの手を食した。そのままガブっとかぶり付いても良いのだが、そういうわけにはいかない。我輩は上品にハサミ、ナイフ、フォークを駆使して一口サイズに切り落として食べた。

そのあとに、肉の上にギュッとレモンを絞り、一口ずつ食べるわけだ。そして、ひと口ずつ、神に感謝して味わって食べるというわけ。これがワニの正しい食べ方である。

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我輩は、こんな食べ物をアフリカでも食べるのか・・などと考えながらワニ肉を堪能した。そんな我輩は先日、自分自身のファンクラブを開設したのだ。

その名も「大魔王ポルポルの魔族になれるファンクラブ」。月額1080円で、魔族になれるファンクラブなのだ。

リターンは以下の通り。
・1か月に1日だけ、大魔王ポルポルの1日を操作することができる(死なない程度に)
・Facebook限定コミュニティーへの参加権で、アフリカでの大魔王ポルポルの行動がわかる
・facebookグループで現地のことを随時更新
・限定URLのみで現地レポートを公開!
・魔族の一員になれる

アフリカでメシを食おうと思っても、みんなの力を借りなければメシの一つも食べれない。そういうわけでニンゲンども!我輩のファンクラブに入ってほしいのだ。ガッハッハッハッハッハ!!

大魔王ポルポルの魔族になれるファンクラブ
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と、11月24日に発売した電子書籍や、ファンクラブなど着々とアフリカ行きの準備を進めている。ゲテモノ料理にも舌が慣れてきたので、アフリカに行っても食には困らないだろう。

魔族らしくワニの肉に骨ごと豪快にガブっと食べてやることにした。

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「ガッハッハッハッハッハ!!なんと愉快な肉なのだ。まるでサファリパークに来たみたいだ。」

我輩は有頂天になり、サファリパークを楽しんだ。サファリパークは富士だが、ここは魔族が支配した。

「魔ファリパークだ!! 魔ファリパークだ!! ガッハッハッハッハッハ!!」

心の中でそんな妄想を繰り広げながら、店員は少し引いていた。この店には、ほかにも「ウーパールーパーのから揚げ。」「ゴキブリのから揚げ」「サソリの1本焼き」「カンガルーのガーリック焼き」「タガメのから揚げ」「マンボウの刺身」が食べられたりするのだが、我輩は金がない。

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もし、これを読んで興味が出てきたのであれば、自分の足でお店に行き、自分で注文することをオススメするのだ。

どの料理も、ひと口食べれば、自分の人生や価値観が変わること間違いなし。是非オススメするぞ。

と、心の中でブツブツ言いながらワニ肉を堪能した我輩は、再びアフリカに向けて準備をすることにした。東京の高田馬場で食べた虫料理よりは美味しかったが、我輩はやはり日本食の方が好きだな。ガッハッハッハッハッハ!!

そこで今回は支配するのをやめた。そして、アフリカ行きの準備を進めるために、予防注射の予約をする大魔王ポルポルであった。

 

 (つづく) 

 

珍獣屋

神奈川県横浜市中区野毛町1-45 港興産ビル3号館2階1号室

営業時間(平日、日祝日)17:00~21:00 (LO.20:30) (週末、祝前)17:00~23:00 (LO.22:30)

 

※大魔王ポルポルさんへの激励のメッセージはコチラまで!

大魔王ポルポル@ホームレス魔王(Twitter)

大魔王ポルポル(755)

 

『大魔王ポルポルの日本征服の旅』
著者/大魔王ポルポル
日本一周の旅をしている大魔王ポルポルである。旅の裏側、隠れた小話など話したいことは盛り沢山!! だがしかし! タダで公開はできない。メールマガジンで日本のいろいろなことを掲載するのだ。メルマガに記載のアドレスに悩みや質問を送ってくれればメルマガで公開回答するぞ! ガッハッハッハ!!
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