育児に迷ったら思い出したい。先人の知恵の結晶、6つのことわざ

 

遠くの親戚より近くの他人

「いざというとき、遠くにいる親戚よりも近くにいる他人の方が頼りになる」

これは子育てについても同じことが言えますね。子どもが熱を出した、急病になった、事故に遭ったなど、急に助けが必要になったとき遠くにいる親戚では間に合いません。

そういうときは、身近な友人はもちろんですが、隣に住んでいる人、近所の人、職場の同僚、ママ友だち、パパ友だちなど、とにかく物理的に近くにいる人たちが助けになります。

とはいっても、日ごろ何も関わりがないという状態だと、いざというときに頼みにくいのも事実です。そこで大事になるのが、日ごろから挨拶したり声をかけたりなどして、よい関係をつくっておくことです。

千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず

「才能がある者はいくらでもいるが、よい指導者がいなければ力を発揮することはできない。よい指導者は非常に少ない」

子どもたちはみんな何らかの才能や美点を秘めていて、何らかの分野において天才なのです。でも、それを見つけ出し上手に伸ばしてくれる親は少ないです。

わが子の向き不向きをよく見抜いて、その子の才能やニーズに応じて導くことが大切なのですが、多くの親は自分の価値観を優先してしまいます。例えば習い事でも、自分がやりたかったことを子どもにやらせる、世間で流行っているからやらせる、などといったことになりがちです。これでは、子どもの天才を引き出すことはできません。

親がやらせたいことではなく、本人がやりたがることをやらせてあげてください。そういうものが特にない場合は、いろいろとお試しでやらせてあげるといいでしょう。

一度始めたら一定期間は続けなくては、などと思う必要はありません。やってみて合わなければさっさとやめて他のものを試させてあげてください。

初出『月刊サインズ・オブ・ザ・タイムズ(福音社)』2015年11月号

image by: Shutterstock

 

親力で決まる子供の将来
5年連続でメルマガ大賞の「教育・研究」部門賞を受賞!家庭教育メルマガの最高峰。教師生活23年の現場経験を生かし、効果抜群の勉強法、子育て、しつけ、家庭教育について具体的に提案。効果のある楽勉グッズもたくさん紹介。「『親力』で決まる!」(宝島社)シリーズは30万部のベストセラー。
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