なぜ人は「自分と同じ欠点を持つ人」にイライラしてしまうのか?

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社会生活を送っている限り、他人に対してイライラしたり不満を抱いてしまうことは避けられないものですが…、このような感情をコントロールできたとしたら、ビジネスシーンにおいてもきっと役に立つはずですよね。そんな方法を伝授してくれるのが、無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者で心理カウンセラーでもある吉田こうじさん。たった10分でできる簡単アンガーマネジメント法です。

怒りが教えてくれる大切なこと

「どうしてあの人は、あんなにもくどいんだろう?」
「どうしてあの人は、あんなにも短気なんだろう?」
「どうしてあの人は、嘘ばっかりつくんだろう?」
「どうしてあの人は、頭が固いんだろう?」
「どうしてあの人は、決断してくれないのだろう?」
「どうしてあの人は…」

こんなふうに、誰か他者に対してイライラしたり不満を持つことってありませんか? 「怒り」の感情って「なにくそ! いまに見ていろ!」と自分を鼓舞するためのプラスに働くこともありますが、「怒り」の感情を手放せないせいで、誰かに八つ当たりをしてしまったり、仕事に集中できなかったりと、マイナスに働くことも多いわけです。

プラスのエネルギーに変換することで、自分にとっていい結果を生み出せているのならいいのですが、もし、現状そうじゃないなら「怒り」について、もっと自分と向き合って見る必要があるんじゃないかなって思ってます。

今回は「怒りが教えてくれる大切なこと」をテーマにお届けします。

私たちが、相手のある「特徴」に対してイライラしているとき、実はその「特徴」を自分自身も持っていて、それを棚に上げて相手に不満をぶつけていると考えてみたことはありますか? おまけに、自分自身はその「嫌な特徴」を周囲に対して隠し通せていると思っているのですが、実はそれが相手にはバレバレだったりするって知ってましたか?

「鏡の法則」「正負の法則」「投影」…、呼び名はなんでもいいのですが、他者に対して「嫌な特徴」が見えるとき、実はそれを私たち自身も、その「嫌な特徴を持っているのです。ですから、私たちが他者に対して何らかの「怒り」の感情を持つとき、実は「自分自身の中にも他者と同じ要素があるということを知るチャンスなのです。

そして、「怒りは自分自身を知るチャンスなんだ」ということに気づくことができると、いわゆる「アンガーマネジメント」が超簡単にできるようになります(ただし、根深い「恨み」「怒り」には、もう少し掘り下げたセラピーが必要かもしれません)。

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