お値段「異常」の快進撃。ニトリが前人未踏の30年連続増益に王手

nitori20170118
 

「お、ねだん以上」のフレーズで知られるニトリの快進撃が止まりません。業界2位のIKEA、3位の大塚家具を大きく引き離し、このまま行けば30期連続増収増益という脅威的な記録を達成する見通しです。今回の無料メルマガ『ビジネスマン必読!1日3分で身につけるMBA講座』では、著者でMBAホルダーの安部徹也さんがニトリの圧倒的な強さの秘密を徹底分析するとともに、現段階で無敵とも言える同社のリスク要因についても探ります。

30期連続増収増益という偉業に迫る業績好調なニトリ

ニトリホールディングスが12月22日に発表した2016年3月から11月期までの業績は、売上高が前年同期比13%増の3,790億円、営業利益は28%増の702億円、そして純利益は36%増の475億円という増収増益となりました。

ニトリは、2016年2月期の決算までに29期連続増収増益を記録しており、ほぼ30期連続増収増益を達成することは間違いないといっても過言ではないでしょう。

ニトリは1967年、創業者である似鳥昭雄氏が北海道の札幌で「似鳥家具店」を開店したことから始まります。その後紆余曲折を経たものの、1987年から増収増益を続け、2017年3月期には遂に売上高が5,000億円営業利益は790億円に達する見込みです。

家具小売業という括りで見れば、業界2位のIKEAが2015年11月期決算で売上高780億円、営業利益9億円、そして3位の大塚家具が2015年12月期決算で売上高580億円、営業利益4億円なので、マーケットリーダーのニトリとは圧倒的な差がついていることがわかります。

果たして、ニトリのこの圧倒的な強さの秘密はどこにあるのでしょうか? 掘り下げていきましょう。

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