大手旅行誌元編集長がバラす、温泉通の証し「フレッシュ感」の謎

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元「旅行読売」編集長の飯塚玲児さんが、温泉に関する知識を毎回教えてくれるメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』。今回は、飯塚さんが「何度か取り上げようとしてきたけど自信がなくて避けてきた」と語る難題、「温泉のフレッシュ感」について。温泉ファンの間では広く使われながら初心者にはわかりづらい、温泉の「フレッシュ感」とは何か?について、飯塚さんが全数回に分けてわかりやすく解説してくれますよ。

「温泉の”フレッシュ感”とは何か?(1)」

これまで、何度か本連載で取り上げようとしたけれど、説明する自信がなくて避けてきたことに、今号から2回に分けて挑戦してみたい。

巷間、温泉ファンの中で当たり前のように使われている言葉にも関わらず、温泉初心者の人から「どういうことなのかわからない」と訊ねられることが多い表現、すなわち「温泉のフレッシュ感」とはどんなことなのか、である。

もっとも、素直にそのまま「温泉の新鮮さのこと」と言ってしまえばその通りなのだが、このフレッシュ感を感覚的につかむには、やはりある程度の慣れが必要だ。 つまり、いつもフレッシュな温泉に入っていると、そうでない温泉に浸かったときに「あれ?」という思いがすることが多い。 フレッシュ感というのは、そういった肌感覚なのだと思う。

で、初心者の方によく聞かれるのは「フレッシュ感があるかないか、具体的にどう違うのか」ということだ。 これを説明するのが、けっこう難しい。

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