炎上中の横浜市だけじゃない。探偵が明かす原発避難いじめの実態

 

さて、いじめではないとするならば、早々に警察事案として法の下での判断を求め加害者は更生するための教育を受けるべきだろう。
と言うのが、私の考えであり、私が介入する事案では、警察を絡めて話を進める件もよくある。

なぜこのようにするかといえば、教育界の中にあるかなり特殊な保身論から判断が大きく誤る者が相当数いて、権威的であって、さらに職業的な仲間意識が強く、権力発動が比較的早いため、別の行政として警察問題としたり人権問題として他の権威を絡ませることで、独自的な誤審をさせないようにする予防的措置といえる。

私が手がける調査事案のほとんどが学校サイドがいじめを認めないというものであり、著書「いじめと探偵」でもその帯に「証拠を出せと学校はいう。」とある。

その通りなのだ、「証拠を出せという。」さらには、証拠を出しても、「一部分だけを切り取って、都合の良いように印象付けようとしている。」と言って取り合おうとしないの常套句である。

横浜市の原発いじめも、いじめを避けるために金員を渡していたのだから本人がいうように、その部分はいじめはなかったという論理展開をしそうな勢いである。

常に論理的ではない私などは思わず納得しそうになるが、それこそ揚げ足取りレベルな言い訳だ。

揚げ足取りを斬るならばとこうなるだろう。

お金を払うことで従前のいじめは受けなかったが、お金を払っていじめをしないようにしてもらうというのは、恐喝を受けたからであって、これに深く精神的苦痛を感じるのは社会通念上犯罪被害の当たり前の理解であるから、これをいじめと認容するのは至極当然。よって、これをいじめとしないのは、幼稚な保身であり、言語道断

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