文科省「いじめ防止法」会議で飛び出した、軽微ないじめ軽視発言

 

委員の皆様のご意見の通り、「軽微なものはいじめではないと言ってしまうことは危険です。現実の相談では、むしろ、軽微ないじめ、「遊び」とか「からかい」と思われるようないじめが、重大事態への入り口となっています。「からかい」の段階で指導すれば、いじめを解決するのには一日もかかりません。呼んで注意すればいいだけのことなのです。先生方には「いじめ」について敏感なセンサーを持っていただきたいものです。

もう一点、今回の会議では「いじめが解消したかどうか」という議論もありましたが、被害を受けていたお子さんが、いじめがない環境で、順調に学校生活が送れる状態であれば、「いじめは解消した」と考えて良いと思います。

協議会で問題となったのは、「謝罪したから解消したと言えるかどうか」という点です。私たちは、「加害者からの謝罪」がきっかけとなって、被害者が学校に復帰できたケースに何度も出会っています。その意味では、「謝罪ということは外せないことだと思っています。しかし、「形だけの謝罪」とか、言葉だけは謝っているが反省の態度が伴わない謝罪の場合には、謝罪してもその場限りで、いじめが続いてしまうケースがあることも事実です。

改訂案では「3カ月」という言葉も出ていますが、実際には、2週間ぐらいは毎日確認するぐらいのまめさが必要です。それでいじめが起きなければ、ほぼ大丈夫でしょう。保護者としても、子供が被害にあったあとは、いじめが起きていないか確認し、もし起きたらすぐに学校と連絡を取り合うことが必要です。

ともあれ、教師、あるいは教育委員会が「いじめに関心を持ち続ける」ことが必要です。冒頭の沖縄市のような「放置」だけはして欲しくないものです。

なお、いじめ解消の方法については、当団体のホームページでも、解決に向けての文書の作成方法など具体的手段を開示しておりますので、参考にしていただければ幸いです。ご心配なことがおありでしたらご遠慮なくご相談ください。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
井澤・松井

image by: Shutterstock.com

 

 

『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』

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