胡錦濤・前国家主席が姿を見せた謎。水面下で始まった習近平潰し

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中国国内で開催された旧正月恒例の「花の市」。そこに姿を現したのは、引退してからめったに表舞台に立つことがなかった胡錦濤前国家主席でした。しかも、同伴していたのが共産党内の重要なキーマンである胡春華氏だったというから驚きです。無料メルマガ『石平(せきへい)のチャイナウォッチ』の著者で中国情勢に精通する石平さんは、「この一連の行動には、大きな政治的意図が見て取れる」とし、今年秋に開催される中国共産党大会に向け、すでに本格化しつつある政争とその行方について記しています。

「花の市」に姿見せたあの大物政治家 中国共産党内の天下取りの行方は?

1月26日、広州市内で催された旧正月恒例の「花の市」に、1人の引退した大物政治家の姿があった。共産党前総書記・前国家主席の胡錦濤氏である。

引退後、公の場にめったに姿を現すことのない彼がその日、広東省党委書記らを従えて「花の市」をゆっくりと見学し、一部の市民と言葉を交わした。

「花の市」には毎日数万人の見物人、買い物客が集まってくるから、胡氏がそこを見回った光景は当然、多くの人のスマホなどで撮影され、ネット上で流され、全国に知られるところとなった。

現代中国政治史上、引退した最高指導者が非公式な場に姿を現すのは、何らかの政治的意図がある場合が多いから、胡氏の行動も多くの臆測を呼んだ。

今年秋に開催される第19回党大会(19大)では最高指導部の大幅な入れ替わりが予想されている。胡氏の「花の市視察」も「19大人事」との関連で意味を探られた。

というのも、胡錦濤氏の「花の市視察」に同伴し両者の親密ぶりを演じてみた広東省党委の胡春華氏その人こそ、「19大人事」の焦点となる渦中の人物だからだ。

2012年秋の第18回党大会で引退し、共産党総書記の座を現職の習近平氏に渡したとき、胡錦濤氏は将来を見据えた人事の布石を打った。

本来、胡氏は総書記と国家主席のポストを、習氏にではなく、自らが率いる「共産主義青年団派(共青団派)」の「大番頭」である李克強氏(現首相)に譲りたかったのだが、江沢民派に阻止されて失敗に終わった

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