大ヒット作「踊る大捜査線」の原点となった、萩本欽一からの一言

 

一見すると、自分の目指すべきものと違う分野のことかも知れないけど、違う分野にも目を向け取り組んでみる。その結果、目指すものの中に新たな要素として取り入れられる。それがこれまで知らずに培ってきた固定概念を壊すことになり、新たな価値が創出される。いわば、血肉となってやがてはカタチになる、といったところでしょうか。

と、このように視野を拡げる思考や発想、行動というのは、様々な場面で求められることでもあります。たとえば「他社との差別化をしたい」という企業やお店の経営者は多いのですが、そもそも差別化をする対象が同業界の企業やお店であるというのがほとんどです。

ですが、視野を少し拡げてみると、必ずしもライバルは同業界だけではない、ということに気が付くのです。

たとえば、折込チラシを作るとしましょう。同業他社より目立ち、明らかに差別化を打ち出しインパクトもあるものが出来たとします。ですが、それでは不十分。差別化でもなんでもありません。

どういうことかというと、折込には、不動産のチラシもあればスーパーのチラシ、ピザのチラシだって混ざっている。それら全てがライバルである、ということです。即ち、同業他社との差別化にはなっているチラシも他業界とのチラシに比べれば全く差別化になっていない。ということです。消費者にとっては他と同じチラシ」なのです。

ということは、まだまだクオリティを上げる余地が残されているということになります。

うちは、○○業界だからとか、○○地区で商売しているから、というような決め付けだけで制限していては、視野は拡がることはありません。よって、新たな価値を創出する機会もありません。

成長や発展には視野を拡げるということは必要不可欠です。商品やサービスにこだわりがあるからこそ、その質を上げるため、視野を拡げる必要があるのです。自分の関心や興味の無いもの自社とは一見関わりの無いことなどにも触れてみることが必要なのです。

print
いま読まれてます

  • 大ヒット作「踊る大捜査線」の原点となった、萩本欽一からの一言
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け