初めて一人暮らしする人の「家財一式」は買うだけムダになる理由

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気づけば今年も4月まであと僅か1カ月ほど。新生活をスタートさせる人が多い季節の到来ですが、一人暮らしを始めるにあたって、「買った方がよいもの、不要なもの」を区別するのって案外難しいですよね。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、知っておきたい「買うべきか否かの見極めポイント」を伝授するとともに、新生活までに「身につけておくべきこと」を記しています。

新生活に必要なものとは

さて、本日は春の新生活のお話。

入学や引越しで新しい生活が始まる方も多いでしょう。特にお子さんだと、初めてのおつかいならぬ「初めての一人暮らし♪」に、親子でわくわくドキドキではないでしょうか。で、家電量販店やホームセンターに行って家財道具一式…、いや、一式以上のモノを買い込んだりしてね。

でもねえ、その買い物多分ムダです。必要最小限にしておいた方がいいです。そうやって買ってみたら、歯ブラシと歯磨き粉だけなんてことになったりして。ありがちありがち(笑)。タオルだってなんだって、一人暮らしが始まれば、自分で洗濯して干して畳んでってやる必要があるんです。どんだけやっていないか痛感しちゃいそうですね。だから、新生活に必要な家財道具とは、その人が毎日やっている家事道具のみだと思いますよ。

たとえば、毎朝トーストとコーヒーの朝食をとっているとしましょう。その場合でも、その人自身がトーストを焼き、コーヒーを淹れていないのであれば、トースターもコーヒーメーカーも不要ということです。いや、不要です。ホントです。初めの数ヶ月、週に2回くらい使ったとかいうのは使ったうちに入りません。少なくとも週に5日くらい使う家財道具だけそろえれば十分ですよ。

だって、どうせ出来やしない(◆_×)からです。身についていない家事が、新生活だろうが一人暮らしだろうが、突然出来るようになるわきゃないんですよ。

家事は習慣です。他の振る舞いと同じく、毎日繰り返し出来るようになってこそ、習慣になっていると評価できるのです。たまにトーストを焼くくらいじゃ、忙しい朝に用意できるわけありませんよ。バルミューダなんて、そのうち小物入れか物置ですよ(苦笑)。モノが必要になったときに改めて買えばいいんです。

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