「転勤しろ!」「断る!」で解雇。会社を訴えたら勝てるのか?

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会社から出される転勤命令ですが、これに従わなかったら一体どうなるのでしょうか。今回の無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』では、転勤命令を拒否して懲戒解雇された社員が会社を訴えたという2つの裁判を取り上げ、その正反対な判決が出された理由について考察しています。

その転勤は有りか、無しか

読書は「快楽」にも「苦痛」にもなります。例えば、自分の好きな作家の本や、趣味などの興味のある本を読むのであれば、それは快楽になるでしょう。逆に、全く興味のない本を無理矢理読まされたとしたら、それは苦痛でしかありません。

これは、引っ越しにも同じことが言えます。自分の好きなところに、好きなタイミングで引っ越すのであれば、ただの楽しい出来事ですが、それが会社の命令であればどうでしょうか。人によっては、それが苦痛になることがあります。

では、その会社命令の引っ越しを「イヤだ」と言って拒否する社員がいたら会社としてどう対応すべきか?

それに関する裁判例があります。ある塗料メーカーの会社で、転勤命令に従わなかった社員が懲戒解雇されました。その社員は、その処分を「納得いかない!」として裁判を起こしました。

その結果、どうなったか?

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