嘘だらけのコレステロール基準値、なぜ病院は見直しに反対なのか?

 

健康ブームの去った今、浮き彫りになってきた7つの問題

1.国が血圧130以下と言い、医師は130以上になると降圧剤を処方していたが、実は「一人の人の適正な血圧を測定することも数値も分からないということがバレた。だから、血圧が100を切る若い女性も「正常な血圧」なら、血圧が170の80歳の男性も「正常な血圧」となってしまった。もし医師が「血圧が高いですね」と言っても「私の適正な血圧はいくつですか?」と患者が質問すると医師は答えられないということが分かった。

2.もし「正常な血圧が分かれば治療ができるが分からないのでできない。正常な血圧より高ければ脳溢血のような血管系の病気になる可能性が高くなるし、低ければ血の循環が悪いので、「酸素、栄養、白血球(感染防止など)、TNF(ガン阻止)」が衰えて、元気がなくなり、肌が老人化し、肺炎やガン、認知症になる。だから血圧を下げるのも上げるのも危険だ。

3.食塩を取ると血圧が上がる人は日本人で5人に1人なのに、誰もが減塩すれば血圧が下がると錯覚させた

4.これまで「悪玉コレステロール」」と言っていたものが「必須コレステロール」だったので、コレステロールが減るとガンや認知症になりやすい

5.これまで卵やブタの脂を食べるとコレステロールが増えると言われていたが、コレステロールは体に必要で、食事からとれないと肝臓などで余計に合成するので、コレステロール値と食事は無関係(厚労省も発表している)。

6.もともと日本食には動物油も植物油も使わない。人間にとっては動物油が必要で植物油は危険だ。もし植物油をとるなら、その2倍程度の動物の脂が必要な事が分かってきた(日本栄養油脂学会)。

7.痛風も同じで、ビール、牛肉などが悪いとされてきたが、実は痛風の原因となる物質も体内で必要なものなので、合成される。単に作りすぎている場合に痛風になるだけなので、食事とは関係はほとんど無い

たとえば「生野菜に植物油をかけて食べる(サラダ油をかけたサラダ)」などは最も危険な食物」の可能性が高いということになったのです。確かに日本食では肉の脂を食べないので、植物油もほとんど使わないことがわかりますし、日本食の野菜は大根、にんじん、ゴボウ、里芋など根菜類が多く、葉物は少ないのが特徴です。寄生虫の問題もあったのですが、生の葉を食べる習慣はほとんどなかったので、実際に「生野菜が健康に良いのか悪いのか少し様子を見なければ分からないと思います。

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中部大学教授の武田邦彦です。主に環境問題や資源に関して研究を行っております。 私のメルマガでは、テレビや雑誌新聞、ブログでは語ることが出来なかった原発やエネルギー問題に鋭く切り込みます。

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