「偉くなりたきゃ語彙を増やせ」「どうすれば?」答えはここにある

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語彙力を鍛える、という意味の「ボキャビル」。英語を学ぶ人にはよく知られているこの言葉ですが、「日本語のボキャビル」を意識したことはあるでしょうか。無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』の著者・須田將昭さんは、自分の考えを分かりやすく相手に伝えるために語彙力はあればあったほうがいいとした上で、そのトレーニング法として誰もが目にしたことがある「あのゲーム」をおすすめしています。

語彙力と社会的地位の関係

もう10年以上前ですが、英語を熱心に勉強していた時の最大の悩みが語彙力アップでした。「ボキャビル」という言葉までありますね。「ボキャブラリー」と「ボディービル」が組み合わさってできた言葉(混淆)で、まさに「鍛える」という感じなのが語彙力増強です。

単語集などで覚えてもどうも頭に入らない。機械的にはなかなか覚えられないのです。かといって例文丸ごと…と言っても、実は文は文で、そのまま覚えるのも情報量が格段に増えるので大変なのです(文の意味、文法機能その他)。単語を1つ覚えるのでも、情報量がたくさんあることが分かります。

そういう中で、とある洋書と出会ったのですが、この本は非常に面白い視点で書かれていた本でした。そもそも英語を勉強する外国人のための本ではありません。英語話者向けの語彙力増強の本です。

その本の明確な主張が印象的でした。

平社員と課長、課長と部長、部長と副社長、副社長と社長。何が決定的に違うかは、語彙数だ。

というのです。

語彙数が貧弱な人は上に立てない、だから君は語彙力を鍛える必要があるのだ。偉くなりたければね。

という本だったのです。この本で扱っているシステムはラテン語など、英語の語源となっているものをピックアップして、語彙の体系というか繋がりを意識させることに徹底していて、しかも繰り返し繰り返しでてくるので、かなり飛躍的に語彙数を増やすことができる本であることは事実でした。

ネイティブ話者向けの本なので、ある程度の英語力がないと本文を読むのに苦労するかもしれませんが、発想は面白いと思った本でした。

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