なぜ「社長の分身」になれない人間は、出世を望めないのか

 

ところが「普通の人はそんなところに価値観を置いていないんですね。定時で上がれて、有休を使えて、ボーナスをちゃんともらえて住宅ローンの支払いが出来る、子供を育てることが出来る、休みの日にはドライブに行けるということが人生でより重要なことで、水道哲学や広大なシェアは自分の人生で目指すゴールじゃないよね、と考えるわけです。だって私は経営者じゃなくてタダの従業員だもんね、そんな難しい事はもっとエライ人がやれば良いんじゃないのと考えるわけです。

あなたがこう考えているウチはあなたが出世する事はありません。ここまで書いてきたようにそういう「普通の人」が出世して権限を持つと会社は崩壊するからです。

逆に言えば、今あなたが「普通の人」の地位にいたとしても、すでに経営者の夢、アイデア、理想を理解し、それに一定の共感を持っているとしたら、あなたは将来出世する可能性があります。経営者、中間管理職の人たちから見たら、こういう夢、アイデア、理念を共有出来る人というのは、仲間、同志なんですから

ですから出世したければ、今自分の会社が何を目指しているのか、そしてその理由は何か? そこから見える経営者の夢アイデア理想はどこにあるのか? を注意深くリサーチするべきなんです。そしてそれが理解出来たら、それに自分が共感出来るのかを考えるんです。これが不明瞭だったり、見えるんだけど全然共感出来ないよな、となったらその会社で出世する事を目指すのは止めましょう。出世するということは否応なく、その価値観を強要されるということですから。一生「普通の人」で過ごすか、転職することを考える方が幸せになれるはずです。

逆にこれに共感出来るのであれば、これからの仕事をそんな夢、アイデア、理想を実現させることに結びつけて考えるんです。今の仕事でルーティーンから外れ自分で判断をしなきゃならなくなった時には、常にこの経営者の夢、アイデア、理想に立ち返り、この方向性にマッチする方を選ぶのです。

そうすると早晩、会社の管理職の人の目に留まりますから。出世のレールはその時に接続されるのです。

image by: Shutterstock.com

 

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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