ところで、中国はレーダーを追加配備し、韓半島と日本全域を監視できるようにしています。これはTHAADレーダーの3〜4倍も強力なものだとされています。一部の分析からすると、ステルス機の探知にも有効であり、アメリカの最新鋭のF35Bが中国の監視下に入るという話もあります。
すでに中国の国防費は1兆元を超えることが明らかになっており、日本の3.3倍となっています。このままの軍拡は間違いなく東アジアの不安定要素となります。
そして韓国にはその中国の圧力をはねのけることなく、親北、親中政権が再び誕生しようとしています。中国の属国時代が復活すれば、李氏朝鮮時代に韓国は逆戻りすることになるでしょう。中華圏に再編入される韓国が、日本の脅威になるのは目に見えています。
甲午農民戦争から日清戦争へと発展したように、再び朝鮮半島がアジアの火薬庫になろうとしています。
韓国は李承晩大統領以来、ほとんどの国家元首が悲劇的な終末を迎えていますので、5年に1度の「易姓革命」とまで言われています。今回の朴槿恵大統領は、1年の任期を残して罷免されることになるので、戦後史上、極めて深刻な幕切れを迎えることは間違いないでしょう。
政治の不安定に加えて、経済的にも破綻状態にあり、韓国そのものが国家消滅するのではないかという分析まで出ています。