好調セブンイレブンと苦戦のヨーカドー、どうして差がついたのか?

 

セブンイレブンから何を学ぶべきか?

我々中小企業は、好調なセブンイレブンから、何を学ぶべきなのか?

一番は、ビジネスモデルが顧客視点であること。ターゲット層の生活に密着し、先手を打っている点にある。

マーケティング活動が目指すところは、顧客ニーズを解決することだ。そのためには、顧客がどんな行動をし、顧客体験の中で、何を求めているのかを、しっかりと見極めることが第一になる。

顧客行動を把握するには、なにも高額で時間もかかるマーケティングリサーチをする必要はない。中小企業においては、顧客層がとるであろう行動を推測し隠れた欲求を発見することで、潜在ニーズを見つけられ、解決策を提供すればいい。

30~40代の女性向けの飲食店経営であれば、その顧客層がいそうな場所に行き、誰と買いに来ているのか、何を話しているのか、どんな店に立ち寄っているのか、という「行動観察」をすることで、ニーズを発見できる。自分の日々の生活の中でこういったことに気づけばよいのだ。

事業の目的は、顧客の創造である。戦略の出発点は、その意味で顧客にあるのだ。

image by: Sakarin Sawasdinaka / Shutterstock.com

 

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