すると、どうなるか?「仕事を後回しする」ということがなくなります(厳密に言えば、後回しではなく優先順位によるタスク管理です)。そして、1つ1つの仕事に対する実行力が加速します。また、責任感も一層強まってきます。さらに、時間の使い方が段々と上手くなっていきます。
よく、1日「30時間欲しい」とか「時間がいくらあっても足りない」という人を見かけますが、このような人は、目の前の課題で手一杯。「とりあえずこれが片付いてから…」などと言っては、後回しのクセがついてる人が多いようです。そして、目の前の仕事をいつまで経ってもクリアできなかったり、対応に追われるばかりで、実は優先しなければならない重要なことは他にあるのに、それすら気づかぬままでほったらかしにしてしまっている人なんかもいます。
当たり前ですが、1日は24時間しかありません。時間は何を於いても最も貴重なものです。ですので、時間の使い方を間違ってしまうとどれだけの損失になるか? 一度見つめなおし、具体的に数字を交えて明確にしましょう。
この先「あの時やっとけば良かった!」なんて後悔しない為にも…、と、言葉にすれば簡単そうに思えますが、日々仕事をしているとせっかく立てたスケジュール通り、事が進まないことも多々ありますよね。たとえば、予期せぬ急用によって、邪魔をされてしまう。お客様からの急な呼び出しや上司からの思いも寄らない指示、クレーム対応などなど。せっかく、1日のスケジュールを立てたのにも関わらず、このようなイレギュラーな要素が、1日のうちにいくつも含まれてきます。
では、このような状況さえも回避して、スケジュール通りに行く方法はないだろうか? ってことになってきますが…、それは決して難しいことではありません。緊急な対応をしなくてはならない仕事が、スケジュール(取り組まなかった場合の損失の大きい順)の中にある項目の中で最も関連性が強いと感じるもの、あるいは、関連付けできる項目の中に組み込んでしまうのです。