スーパーで売っている卵の「賞味期限」に隠されたズルい手口

 

消費者のひと言が、お店の質を高めていく

では、自分たちの利益を最優先するスーパーやコンビニ、食品メーカー、外食チェーンの存在をつかんだら、どんなアクションを起こせばいいのでしょうか。「行かない」「買わない」というのも、一つの方法ですが、スーパーについては、「育てる視点を持つことも必要です。

今、売上げが落ちて、閉店に追い込まれるスーパーが増えています。近所にスーパーがなくなり、買い物難民になってはたまったものではありません。いえ、地方では、このような現象が着実に起こり始めています。

スーパーを潰すことは、私たちの生活を脅かすことになります。ですから、いつも買い物に行くスーパーを、消費者重視の良いお店に育てていくことも大切なのです。

そのためには消費者自身が、スーパーに質問や要望を伝えていく姿勢が大事です。もちろん、こうしたアクションをするのは勇気がいります。まずは気になった問題点を一つだけスーパーに尋ねてみましょう

そうした消費者一人ひとりの行動によって、スーパーは襟を正していきます。自分自身、そして大切な家族のために「美味しさ」と「安全」、そして「機能」が備わった食品を選択するとともに、消費者のパワーで健康的な食生活を守っていきましょう

image by: Shutterstock.com

河岸宏和(食品安全教育研究所 代表)この著者の記事一覧

“食の安全”に関する多数の書籍を執筆する著者に食品工場の現場から見た品質管理の方法など、工場に勤務する人には、必読の無料メルマガ。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 食品工場の工場長の仕事 』

【著者】 河岸宏和(食品安全教育研究所 代表) 【発行周期】 ほぼ 週末刊

print
いま読まれてます

  • スーパーで売っている卵の「賞味期限」に隠されたズルい手口
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け