消費者のひと言が、お店の質を高めていく
では、自分たちの利益を最優先するスーパーやコンビニ、食品メーカー、外食チェーンの存在をつかんだら、どんなアクションを起こせばいいのでしょうか。「行かない」「買わない」というのも、一つの方法ですが、スーパーについては、「育てる」視点を持つことも必要です。
今、売上げが落ちて、閉店に追い込まれるスーパーが増えています。近所にスーパーがなくなり、買い物難民になってはたまったものではありません。いえ、地方では、このような現象が着実に起こり始めています。
スーパーを潰すことは、私たちの生活を脅かすことになります。ですから、いつも買い物に行くスーパーを、消費者重視の良いお店に育てていくことも大切なのです。
そのためには消費者自身が、スーパーに質問や要望を伝えていく姿勢が大事です。もちろん、こうしたアクションをするのは勇気がいります。まずは気になった問題点を、一つだけスーパーに尋ねてみましょう。
そうした消費者一人ひとりの行動によって、スーパーは襟を正していきます。自分自身、そして大切な家族のために「美味しさ」と「安全」、そして「機能」が備わった食品を選択するとともに、消費者のパワーで、健康的な食生活を守っていきましょう。
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