布団のダニは水だと4%しか死なない。家電コンシェルジュが対策を伝授

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先日、アース製薬主催の「ダニ対策セミナー」に参加してきたという、メルマガ『旬刊!ブログで言えない家電の話【神原サリーとゆかいな仲間たち】』の著者のひとりで家電コンシェルジュの神原 サリーさん。近年、喘息やアレルギー疾患をもつ人の割合が急増していることもあり、家電業界でダニ対策は一つのトレンドになっているとか。神原さんが今回のセミナーに参加して学んだという、ダニの生態とその対策方法について自身のメルマガで紹介しています。ダニにお悩みの方は必読の内容ですよ。

アース製薬プレゼンツ~ダニ対策セミナーに出席して考えたこと

ダニのいない生活を目指す特設サイト「Danny」を4月27日にオープンしたアース製薬主催の『ダニ対策セミナー』に出席してきました。

日ごろ、掃除機やふとん掃除機、布団乾燥機、空気清浄機、ドラム式洗濯機などの家電製品の発表会の場で、ダニ対策について聴くことの多い立場なので、そんなに目新しい話はなかったのですが、まだまだ知らない人も多いと思いますので、ここに書きとめておきたいと思います。

今回、登壇されたのは、ダニ・アレルゲンの専門家の白井秀治先生。湿度50%程度であればダニは繁殖しないようですが、「気温25度以上、湿度が60%以上」になると、急激に繁殖するとのこと。間もなく梅雨の時期を迎え、気温も湿度も上昇するので、まさにダニの増加の条件がそろい始めるということですね。

元々、ダニは梅雨から、7・8月の夏の時期に繁殖すものだったのに、住宅の高気密高断熱化が進み、今では1年中ダニ対策が必要になってきたのだといいます。すきま風も入らないし、ノドや肌を守るために加湿器を活用させて「暖房+加湿」でダニの居心地のいい環境を作っているのですからね。

ここでなぜ、ダニ対策が叫ばれるようになったのかを振り返ってみましょう。
喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、結膜炎などのアレルギー疾患を持つ人の割合が、今から17年には約3人に1人の割合だったのが、わずか6年後の平成23年には約2人に1人の割合にまで増加しています。その原因となる「ヤケヒョウヒダニ」や「コナヒョウヒダニ」ですが、ダニそのものは人体に悪さをしませんが、フンや死がいの破片に含まれるタンパク質成分がアレルゲンとなります。

生きているダニは悪さをしなくても、結局はダニを減らすことが、フンや死がい(=アレルゲン)を減らすことになるので、とにかく増やさず、しっかりと駆除してそれを吸引することが大切だと白井先生はいいます。

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