トランプ最大の支持国イスラエル
「シェール革命」でオバマは、中東への関心を失った。それで、被害を受けたのはサウジアラビア。もう一国、もちろんイスラエル。
オバマ時代、アメリカとイスラエルの関係は、最悪になっていました。2015年3月、ネタニヤフ首相は、アメリカ議会で演説。なんと、オバマ政権を痛烈に批判した。それで、世界は、「嗚呼、アメリカとイスラエルの関係は最悪だ」と理解したのです。
トランプは、絶対的「親イスラエル」です。何といっても、娘イヴァンカさんの夫クシュナーさんはユダヤ人。イヴァンカさんは、結婚時「ユダヤ教」に改宗しましたから、定義上、彼女も「ユダヤ人」。(「ユダヤ人」の定義は、「ユダヤ教徒」であること。だから皆さんも、ユダヤ教徒になれば、ユダヤ人になれます)。よって、トランプの孫もユダヤ人。そして、トランプとネタニヤフ首相は、親友。というわけで、オバマに冷遇されたイスラエルもまた、トランプ大統領誕生を歓迎したのです。
今後アメリカで、「弾劾話」が進んだとします。イスラエルは、共和党議員に大きな影響力をもっている。それで、トランプを支援してくれることでしょう。その見返りは、オバマが進めたイランとの融和政策を変更すること。
というわけで、軍産複合体、サウジアラビア、イスラエルはトランプの味方。敵は、既述のように、民主党、共和党の反ロシア派、マスコミ、諜報機関、国際金融資本など。
トランプさんは、安倍総理とも仲がいい。オバマさんと比べると、北朝鮮に対し、断固とした態度をとっている。現状日本にとっては「悪くない大統領」ですね。是非、がんばってほしいと思います。
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